リレーコラムについて

コピーライターつづけていいで賞

森下浩子

リレーコラムの
基本に忠実に進行していきます。

2日目は、リレーコラムあるある①
「新人賞を受賞したときのこと回想しがち。」より。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

受賞のことを知ったのは、
弊社(西鉄エージェンシー)占部さんの
携帯にかかってきた1本の電話。

その相手は、門田さんでした。

前の職場であるアド・パスカルのときに、
直接のお仕事はほとんどなかったものの
私のことを覚えてくださっていて、
一報を入れてくださいました。
(本当に門田さんは優しい方です。)

「おめでとう!」そう言われた私は、
まさかTCC新人賞の話だとは思わずに、
「え?あ〜(FCCのことか)ありがとうございます。」
その前に受賞したFCCのことを知ってくださったのかと
やや小さめのリアクションで御礼を申し上げました。

「いや〜誰が書いたんだろうって思ってたら
西鉄エージェンシーの子だっていうからさ!」
FCCの発表があったのはだいぶ前、
門田さんの高めの温度に少し違和感を覚えつつも
会話すること数分間…

森下「ん?あの〜すみません。何がおめでとうなんですか?」
門田さん「え?何ってTCC新人賞だよ。なんだと思ったの?」
森下「ええーーーーーーー!」

はい。やっと出ました本来のリアクション。
その節は大変失礼しました。
そして、あの時はご連絡いただき、
ありがとうございました。

正直、今年とれるって思ってなかったんだもん。
ぜんぜん予想してなかったんだもん。

でも、そこが喜びの頂点だったかな。

その後、
同じく2017年新人賞の人たちに会って、
周りの凄さに気持ちが引き締まり。

つぎに目指すべきTCC賞という大きな壁に、
さらに気持ちが引き締まり。

あれから1年経っても、
きゅきゅきゅ〜〜〜っとなっております。

自信がつくなんてとんでもない!!
コピーの世界は広いんだと
落ち込む気持ちの方が強かった。

正直、私というのは、
ニュータイプなクリエイターではありませんし、
コピーを褒められるときは、
いつも素朴でいいとか、素直でいいとか。
(FCC特別審査員で来て頂いた福部さんにも
カルビじゃなくてハラミみたいなコピーと
コメントしていただきました。)

この時代にグラフィックがほとんどで、
WEBムービーとかぜんぜん作っていませんし、
賢くもないので、
たぶん、広告談義になってもついていけない。

ただ、このたびの受賞で、そんな私でも、
このままコピーライターを続けていってもいいんだよ〜と
TCCに言っていただけた気がしています。

わたしにとってのTCC新人賞は、
コピーライターつづけていいで賞でした。

それではまた明日。

森下浩子

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