リレーコラムについて

コピーライターとJリーグ

竹田芳幸

僕はJリーグが大好きです。

愛するチームは清水エスパルス。でもそれだけではなくJリーグ自体が好きなのです。

 

マス型の企業スポーツしかなかった日本に、地域密着のスポーツチームを生み出したJリーグ。その後の新しいプロスポーツや、プロ野球の地域密着も、Jリーグの誕生から始まったと思っています。
静岡出身だけど、もはや東京生活の方が長くなった僕が、静岡に頻繁に帰ったり、静岡県民である意識をずっと持ち続けられるのは、清水エスパルスのおかげだと思っています。

 

そんな僕の今の夢は、Jリーグのすべてのスタジアムが毎試合満員になる日本をつくること。

そのために、コピーライター/クリエイティブディレクターとしてできることに、小さいかもしれませんが取り組んでいます。

 

ここ1年は、FC東京さんに関わる映像制作を色々やらせてもらっています。
過去にはサガン鳥栖、そして清水エスパルスのお手伝いも少しだけやらせてもらいました。

 

スタジアムに訪れる人を増やす、スタジアムを訪れる人の満足度を増やすために、コピーライターができることはたくさんあります。

 

ポスターひとつとってもそうです。
多くのクラブでは、これまで言葉の重要性が認識されておらず、選手の写真と日程告知で終わるものが多かった。
しかし近年は、横浜Fマリノスやツェーゲン金沢など、コピーの力で盛り上げようという広告も増えて来ました。どちらも志のあるコピーライターが取り組んでいる仕事です。

 

そんなJリーグクラブの広告の中で僕がずっと目標にしているがこちらです。

サポーターは移籍しない。

ことしは開幕3連勝!ほんの一瞬だけど、4年目にして初のJ2首位も味わった。ジ〜ン。でも、前半戦は8勝4分14敗。はっきり言って弱い、悔しい。っていうか、ムカつく。っていうか、情けない。あ〜、一体いつになったらJ1昇格できるんや?なーんて、まるでどこかのプロ野球チームの監督みたくぼやきたくもなるというもの。その気になれば、浦和レッズにだって、鹿島アントラーズにだって、G大阪にだってサポーターは移籍できる。でも、きっと絶対サポーターは移籍しない。さいごは、やっぱりLOVEだから。とうことで反撃だ、愛媛FC!愛媛の意地ってもんを見せてやろうぜ、愛媛FC!We are 愛媛FCサポーター。We are J2で一番あきらめの悪いサポーター。

EHIME FC

 

これは2009年の愛媛FCのポスターです。前半戦が終わって、成績は振るわず。それでもサポーターに足を運んでもらうために作られてものだと思います。
愛媛だけでなく、他のクラブのサポーターも、この言葉に胸を打たれ、自分のクラブを愛し続けようと思った広告。僕がそうでした。

コピーライターは坂東英樹さんです。お会いしたことはないですが、ずっと憧れています。

 

そして、コピーライターができることは他にもあります。
僕の場合は、映像の企画/ディレクション。スタジアムで流れる映像や、告知の映像を企画し、よりよくするためのクリエイティブディレクションを行いました。おかげさまで、好評です。
これを見るために、またスタジアムに来たいという声もいただきました。

それ以外にも、スタジアムイベントの企画をされているコピーライターもいます。会場が盛り上がり、ニュースに取り上げられることで、行ってみたいという人を増やしていました。

Jリーグの広告コミュニケーションはまだまだ発展途上。デジタルメディアの活用も全然できていません。つまりこれは、「伸びしろですね〜!」

というわけで、Jリーグを愛するコピーライターの皆さん!
さあ、立ち上がりましょう!
ガンバのKさん、Oくん、神戸のKさん、松本のKさん、横浜のKくん(K多いな!)、名古屋のSさん、東京のNくん、Hさん、浦和のAさんなどなど。
満員のスタジアムと、サッカーの話題では溢れる日本を目指して!

 

P.S. コパアメリカすごかったですね。2ゴールした三好選手は、横浜Fマリノスでみれますよ。 これを機に、Jリーグ観戦をはじめてみるのもオススメです。

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