リレーコラムについて

コピーライターになって10年後

安達岳

だいたい、2027年ごろ。

あと6年。

年鑑の前にいつも載ってるようなじぶんになっていたい。

ぼくのコピーが世の中にありまくっていてほしい。

 

 

 

「がくはもう、行動してるじゃん。」

電通のインターンを終え、失意のドンそこにいた。

そんなぼくを講師だった蓬田さんはごはんに誘ってくれた。

おなじ受講生だった三木もついてきた。

 

「ぼく広告業界いけますかね

「どうしたらいいんでしょう」

「なにしたらいいかもうわかりません」

「というかもはやいきたいかどうかも、、」

 

そんなことしか言えなかった。

その時に三木が言ってくれた。

 

「そんなこと言ってるけど、宣伝会議賞のチームに誘ってくれたり、コンペに出したり。

 がくはもう、行動してるじゃん。なにウジウジ言ってるんだよ。お前はやりたいんだよ。」

 

ああ、そっか。

そうなのか。

ぼくは、そういう人間なのか。

むいてなくても。

ちからがなくても。

進む方向がわかならくても。

どうせぼくは行動しちゃうんだ。

 

 

すごくすごく、救われた。

 

 

いま、迷ってもどこか楽観的にいられるのは、この言葉のおかげ。

こんなふうに、ぼくは、ぼく以外の人がくれたことばに支えられている。

 

会社で、

「安達はむかしのコピーとか好きだけど、

 情緒的なこというとか、コピー1本でとか、もうそういう時代じゃない。」

と言われ続けて、正直けっこう不安になっていた。

 

そんなとき、オカキンさん玉山さんの養成講座で、

 

「コピーは昔から、ポエムだとか、いいこと言うとか、揶揄みたいのがつきまとってきた。

 そういうとき、コピーライターは濁しがちだけど、

 コピーというものには事実、詩的な面や、文学性、文化性があって、

 安達はそういうコピーのロマンティズムみたいなところに向き合って、追い求めている。

 それはとても大切で大事なこと。」

 

と、オカキンさんは認めてくれた。

不安は消しとんだ。

 

3年目の、すこしだらけてしまっていたとき。

「がんばる安達は好き。がんばらない安達はきらい。」

師匠の井手さんは、そう言ってくれた。

ぼくには、見ていてくれる人がいる。

 

 

ことばってやっぱすごい。

うれしくて、

たのしくて、

希望で。

 

やっぱりいちばんすごいとおもう。

 

だから、いちばんをめざそう。

 

いちばんすごいものを、

いちばん上手なひとに。

 

たいへんなことを宣言しちゃったぞ。

だいじょうぶかな。

だいじょうぶか。

どっちでもいっか。

どっちであっても、

どうせぼくは行動しちゃうんだから。

 

 

______________________________________

1週間ありがとうございました。

じぶん語りばっかで、なんだか気持ちわるいですね。

これが、ぼくでした。

 

バトンは、弊社の若手ナンバー1で、

ぼくもいろいろとお世話になってる

髪の毛ながながオバケのかいりさんに託したいと思います!

もちっとしてます!!

 

よろしくお願いいたします。

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