リレーコラムについて

スペイン語に騙されて。

長谷川智子

スペイン語を習い始めて6年経ちました。
始めた理由はラテン系の顔が好きだから、とか。
もう一度マチュピチュで高山病になってもいいように、とか。
(2014年10月15日のリレーコラム参照)
いろいろあるけど、大きな理由は「易しそうだから」。

スペイン語は日本人には発音しやすい。
英語みたいにthと書いてシュとジュの間、、、みたいに気取ったことはなく、
ローマ字のように読めばOK。
2年もやれば、ペラペーラでしょ。

あまーい!!

という声が、飛んできてますね。
その通り。想定外のことが起きています。

想定外その1 スペイン語は奥が闇。
(日本人にとって)発音しやすいのは確かだけど、、、。文法が全然違う。
例えば、主語が8種類、動詞の時制が19種類で
1つの動詞につき8✖️19種類の形がある。。。。
(同じ形のものもあるので数はもう少し少なくなりますが、どちらにしろたくさんです。)
さらに、地域や国ごとに発音や単語の違いがあって、
みんな自分の訛りは矯正せずに話す。(訛りって概念がない)
そもそもネイティブの話すスピードは恐ろしく早い。などなど。
レベルがすすむにつれて難しさが増していく、
「入り口は易しく、進めば進むほど厳しい」言語なんだとか。
そんなこと、語学学校のパンフのどこにも書いてなかったぞ。

想定外その2 使う機会がない。
日常生活でスペイン語を見聞きする機会はもちろん、
話す機会がほぼないの。
しかも、勉強を始めて1、2年、
ちょうど力試しに行きたい頃に
海外旅行がしにくい時代になった。
仕方ないことだけど、
にんじんぶら下がってないと頑張れないタイプ。

想定外その3 老化。
やっぱり語学の基本は暗記。
単語や活用など覚えるしかないことがたくさんあるのに、
気持ちいいほど覚えられない。
50代の記憶力の低下を舐めちゃいけない。
先週の授業で習ったことも初めて聞くかのように新鮮。
「先週教えたじゃないか」という先生の悲しい目が痛い。

想定外じゃなくて、想定が甘かった?
どう考えても全部言い訳で恥ずかしいですね。。
でも、AI翻訳が発達したとはいえ実際に言葉を学んで、
文学やニュース、コンテンツを原語で見て
生でコミュニケーションとる価値はあるんじゃないかなあ。
と思い、老いとテクノロジーににあらがう今日この頃です。

最近、授業の一環で、
クラスメイトとスペインの深夜ラジオに出演しました。
そんな想定外におもしろいこともあります。

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