セーフ

TRUEの都築です。

金城学院大学の都築です。

２０２２年最後の日に、電通を中退しました。

１年前ほど前から、自分の会社の名前が決まったら辞めようと思っていました。

いや、危ないところでした。

候補の中に「つづく」があったんです。

こちとら正真正銘の都築（つづき）ですから。

でも、同じタイミングで早期退職したキラ星たちが集う

「（つづく）」さんと被っていたら…セーフでした。

名前が「TORU（徹）」で、

相手に「本当」のことを言う以外に取り柄がないので、

「TRUE」という屋号で歩きはじめることにしました。

妻が社長で、自分が書く、ふたりだけの株式会社です。

新しい事業を起こそうともがく、これからの世代をささえるために、

自分に残された時間を使いたいと思っています。

大学の教員になる予定は、ありませんでした。

名古屋のはずれにある女子大で定年を迎えようとしていた元上司から、

突然声をかけられたのです。

考えてみれば、若者こそ次の世代。

断る理由は、ありません。

教師だった父の顔も、心をよぎる。

問題は、年間１２コマの授業とゼミを持つ専任教員であることでした。

ある日、大学と広告制作の両立は無理だと言いきる元上司に呼ばれ、

彼の研究室を訪ねると、窓からの眺めが素晴らしかったのです。

この部屋を引き継ぐのか。

「絶対に両立してみせる」

そう心に誓って、大学と会社の二足のわらじを履く覚悟を決めました。

つづく