リレーコラムについて

ラジオおもろい(2)

櫻井瞭

お聴きいただきましたのは、
ダイアンで「二人の間」でした。
(詳しくは昨日のコラムで)

この曲はクリープハイプの尾崎世界観さんが、
ダイアンのお二人のために書き下ろした楽曲です。

「ダイアンのTOKYO STYLE」でも、
ジングルに使わせて頂いています。

・・・という感じで、
今回のリレーコラムでは、
ラジオ風に音楽をつないだりしながら
書いていこうと思います。

困ったら無理やり音楽でオチをつけられるので、
こりゃ便利なフォーマットかもしれません。

話は変わりますが、
このコラムを読んでくださっている方は、
SNSきっかけの方がおそらく多いですよね。

URLのサムネイル画像は
見ていただけたでしょうか?

今回は僕が中学生の頃に作った、
ラジオの写真です。

先週末、実家のお母さんに、
撮って送ってもらいました。

今の中学校にもあるかもしれないですが、
当時は時間割に「技術家庭」という授業がありまして、
そこでこのラジオキットを組み立てました。

はんだごても使っていたと思います。
懐かしいですね〜、はんだごて。響きがいい。

これ火傷しないんか大丈夫なんかと、
いつも不安になりながら、
あの独特な匂いを楽しんでいました。

僕がラジオを聴き始めた頃は、
radikoのようなネットラジオが生まれる少し前で、

まだこういうアナログのラジオと言いますか、
周波数に針を合わせて聴くタイプが生きていました。

これをちみちみいじって、
MBSラジオの「1179」や、
ABCラジオの「1008」、
FMだとよく「802」に合わせていましたね。

大阪育ちなこともあって、
ラジオへの入り口は関西の番組でした。

今みたいに全然音質もクリアじゃなくて、
まずチャンネルを合わせるのがひと苦労。

そしてチャンネルが合わさったら、
その状態でラジオに触れずにキープ。

で、自分の部屋の窓を少しだけ開けて、
夜の風を浴びながら、宿題をはじめる。

というのが、
中学時代の僕のルーティンでした。

イキってますね〜。

一度、あまりに音量がデカかったのか、
父が僕の部屋に怒鳴りこんできたことがありました。

「なんやそのラジオ!!だれがそんなん買ったんや!!」

僕はドヤ顔で、

「自分で作ったんじゃ!!!」

と言い返していました。

イキってますね〜。

でもそれから、
ラジオを聴きながら勉強をする、
という良いのか悪いのか
よくわからない習慣ができました。

特に毎週土曜の夜は
好きな番組の連続で、

さんまさんと村上ショージさんの「ヤンタン」
7人とか8人とかでラジオをする「ゴチャ・まぜっ!」

そして、
小藪さんと笑い飯さんの「ゴー傑P」

当時「ゴー傑P」はなんと、
26時から29時で、生放送。

29時ってなんなん、
と思いますよね。
朝5時です。

そんな感じでよく徹夜してしまって、
もう朝やん!外明るいやん!
と、なっていました。

でもおかげさまで
勉強はサクサク進み、

1学期の終わりに夏休みの宿題が発表されてから、
まだ夏休みも始まってもないのに、
1学期の終業式までにはもう全部終わっていました。

僕はそんな感じで、
大阪の番組から深夜ラジオに
ハマっていったのですが、

少し話したいのが、
この「ゴー傑P」という番組。

ただ、くだらないことや下ネタを
話していただけではありません。

小藪さんの「プリン」という
有名な話はご存知でしょうか。

亡きお母様にしてあげられなかったこと、
しておいてあげればよかったこと、
その後悔が素直に語られるお話です。

「徹子の部屋」で、
それを聞いた黒柳徹子さんも
涙されていました。

実はこの「プリン」というお話、
この「ゴー傑P」というラジオが
きっかけで歌になっています。

当時の僕は、
この歌に大きな影響を受け、
その話を弟にし、

「オカンを泣かせることだけは絶対したらアカン」
というのを、
どんな時も2人が必ず守るルールにしました。

ええ兄弟ですね。

それではお聴きください。

♪〜「プリン / 小籔千豊」

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