会う
新人賞同期の角田さんからバトンを受け取りました、
ジェイアール東日本企画の山本絵理香と申します。
よろしくお願いします。
「新人賞同期」なんて馴れ馴れしく呼んでいますが、
こんなご時世、まだ一度もお会いしたことがありません。
会えないと言えば、
突然私事ですが、昨年結婚しました。
でも、向こうの両親に会えていません。(結婚前も2回しか会ってない)
結婚のご挨拶も、両家顔合わせも全部リモート。
夫とは、結婚前から一緒に住んでいることもあってか、
家族になったという実感が湧いてきません。
なにより「義母さん」「義父さん」と呼んだり、
贈り物にお礼すると「家族なんだから遠慮しないで」と言われることに、
嬉しいけれど、すごい違和感。
ほぼ会ったことない人を、家族と呼ぶ。呼ばれる。
戸籍上家族になったから、大切にされている感じが、
形から入ったがゆえの、形だけな感じが、
心苦しく、悔しく、辛い。
そうこう感じているうちに、1年が経ち、
最近、ふと家族に思えるようになりました。
割とこまめに、電話やメッセンジャーで、
コミュニケーションをとっているからか、
少しずつくだらない話をしてくれるようになったからか、
家族と称することを、自分で許せたんです。唐突に。
ありきたりなことですが、
会う会わないよりも、会わなくても真摯に向き合えているかどうか。が、大切だ。
と言うことを身をもって学べた気がしました。
冒頭で、「新人賞同期」なんて馴れ馴れしく言っちゃっていますが、
今年受賞の皆様と肩を並べることに、
まだまだとても恐れ多い気がしています。
これも、コピーを書くことで、自分を許せるようになるんだと信じ、
これからもっともっと頑張りたい。
と言う決意表明を、戒めのため、この場でさせていただきました。
これから数日、お付き合い、どうぞよろしくお願いします。