屁の1
「浪速のドンファン」こと、電通関西の古川雅之です。
一週間、よろしくお願いします。
児島令子先輩からいただいた大事なバトンですから……(フリ)
屁の話をします。
おしっこをしながら
思いっきり屁をこく人の話です。
来月、「おしっこをしながら思いっきり屁をこく人々」
という新書が出るかというと、出ません。
出るのは屁です。
男性の方ならわかると思いますが、
時々いますよね? こんな人。
トイレで小便器に向かって用を足しながら、
ついでにブーーーッと屁をこく人が。
その時の屁は、思いっきり。
もれなく盛大です。無遠慮です。
ちょうど後ろを通っている時などは、風圧を感じるほどです。
もちろん横に人がいてもおかまいなしです。
「おっと失礼」も「てへ、出ちゃった」も「ごめんねごめんね」の
言葉も気持ちも、微塵もありません。
目は前方の壁を見つめ、口は半開きです。
俺様は人前でも豪勢に屁をぶっ放す豪快人間である、
と言うアピールでもなさそうです。
ただ出すと決めて、思いっきり出しているようなのです。
いや、いいんです。
トイレですから。出るものは出しましょう。
でも、おそらく(僕も含め)多くの人が、
できれば屁はかまさないようにしているんじゃないでしょうか。
何か調査をしたわけではありませんが、
今まで聞いてきた(聞いてこなかった)屁数(へかず)から、そう思うのです。
それは、トイレとは言え「公衆」だからです。
他人様がいるので、そこは遠慮というものがあります。
遠慮のある僕は、遠慮のない放屁おじさんに対して、
「こっちは遠慮してんのに不公平じゃないか1000円ちょうだい」とか
「遠慮なく屁をかませてうらやましいから5000円くれよ」
などと思っている訳ではありません。ただ不思議に思っているのです。
公衆便所の入り口をくぐっただけで、瞬時に、こうも自由になれる心持ちに。
想像するに、細かいことは気にしない心の広い人なのでしょう。
ちょっとやそっとでは怒ったりしないと思います。
では。
ためしに、放屁おじさんがかました屁に、
となりで用を足しながら「反応」してみたらどうなるのでしょうか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「よっ! 出ましたっ!」
放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「サンキュー!」
→合いの手風に反応するとか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「もう1発ください!」
放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「合わせて6000円くれ」
→何か要求してみるとか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「残念!不正解です」
→SE扱いしてみるとか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「ブーーーッ」
→屁には屁を。同程度の屁音で返すとか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「…大阪府警です」
→びっくりさせてみるとか。
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放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「ブビビビーーーッ」
放屁おじさん「ブーーーッ」
僕 「プーッ プーーッ プスーッ」
→音量や数で、明らかに上回った屁をかますなど。
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誰か勇気のある方、試していただけませんでしょうか。
あ、放屁側の方がいらっしゃったらすみません。
いつもすごいなと尊敬しております。
では、また明日。