リレーコラムについて

現場と持場

森田一成

ラジオCMを主戦場としてやってる私ですが、とにかく私は収録現場が大好きです。

というか、スタジオに行くのが好きなのかもしれません(笑)

最近特に。です。

コロナ禍だと、打ち合わせや準備作業が基本リモートなこともあり人とリアルで会えるのはスタジオ作業だけ、という仕事がほとんどです。

なので、スタジオ行くとき、ニヤニヤしてしまいます。

人に会えるから。

スタジオのエレベーターに乗るとき、ニヤニヤした顔が鏡に写り、ほっぺたを叩いて顔を引き締めてます。

 

2023年1発目の収録もすごく気持ちよい現場をやらせてもらいました。

若手の書き手さんたちがしっかり自分のこだわりを持って作っていく。営業さんも前のめりにラジオCMの現場を楽しんでくださり、時間的なロスなく順調に進む。現場で出たハプニングも好転し、新たな設定や文言を試す余裕も十分あり、トライ的なこともいくつか出来て、最終的にクライアントさんからオールオッケーもらってみんなで声出して喜ぶみたいな。いやぁ楽しかったです。全員の体調も良かったので、終わったあと、こじんまり打ち上げも出来て。やっぱ終わったあとみんなで「あそこはここを迷った」とか「次は、こういうのやりましょ!」みたいな話をする時間ってほんま大事やなぁ~とあらためて思った1日でした。

 

一生懸命書いたコピーをより良くしたいコピーライター。

持てる力を最大限出して原稿に魂を入れてくれる演者さん。

素敵な音楽を作ってくれる作曲家さん。

職人肌で音を仕上げてくれる顔の怖いミキサーさんたち。(なんであんなみんな顔怖いんすか?)

それぞれが持ち場持ち場でプロフェッショナルを発揮し、形にしていく現場作業はほんま楽しいし、他では味わえない気持ち良さ・高揚感があります。

現場は、何が起こるか分からないのも好きです。いろ~んなシミュレーションして現場に行っても結局、ハプニングやその場でパッと思いついたことや演者さんのアドリブの方が面白くて(笑)そっちに舵を切る判断をするときとか。そこからみんなが力合わせてそっち方向で臨機応変に対応していく感じ。とか。

よく言われる言葉ですが、「チーム」「一体感」みたいなやつです。みんな同じ方を向いて、同じゴールを目指してる感じ。

それがいつの間にか、クライアントさんも巻き込んでいってて。最終的には完成品を聞きながらみんなで持ち場を越えて全体の話をしてるとき。

快感です。

 

って考えると

ラジオCMは、個人競技的なとこと団体競技的なとこがちゃんとあるので楽しいですね(他の媒体もそうだと思いますが)、

一人で孤独にコピーを考える個人競技みたいな時間と

みんなで仕上げていくときや形にしていくときの団体競技感。

そして

団体競技ですが、人数多すぎないとこもいいですね(笑)。

 

はい、まとめると、

 

コラムを書くより、早く収録がしたいです。

 

 

 

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ご意見ご感想、収録現場行きたいですわ~等は、morita@bigface.co.jpまで。

 

 

森田一成の過去のコラム一覧

5428 2023.01.20 授賞式
5427 2023.01.20 TAKE1
5426 2023.01.20 狂犬と呼ばれた男。
5425 2023.01.19 現場と持場
5424 2023.01.17 4年3カ月ぶり3度目。
NO
年月日
名前
5805 2024.11.22 中川英明 エキセントリック師匠
5804 2024.11.21 中川英明 いいんですか、やなせ先生
5803 2024.11.20 中川英明 わたしのオムツを替えないで
5802 2024.11.19 中川英明 ドンセンパンチの破壊力
5801 2024.11.18 中川英明 育児フォリ・ア・ドゥ
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