リレーコラムについて

育児は大変だとよく言うけれど

藤田卓也

前回のコラムから3年もの月日が経ちました。

いちばん大きな変化といえば。
それは子どもが生まれたことです。
もう間違いなく。

0歳9ヶ月になりましたが、怒涛の日々。
子どもも育ちましたがこっちも父親として育てられました。

赤ちゃん、育児、と言われてもピンとこない人は多いはず。
ためしに「後輩コピーライター」で書いてみますね。

 

・おなかが空くと泣く後輩コピーライター

 

 

すでにヤバさがほんのり伝わったでしょうか?
1、2ヶ月目までは目の離せない時期が続きます。

 

・1時間半おきに泣く後輩コピーライター

・眠くなると泣く後輩コピーライター

・うまく眠れなくて泣く後輩コピーライター

・深夜3時だろうが泣いて起こしてくる後輩コピーライター

・オムツを変えてほしくて泣く後輩コピーライター

・なんか嫌で泣く後輩コピーライター

・24時間営業で頼ってくる後輩コピーライター

 

 

今でこそ、泣く理由も見当つくようになりましたけど、
最初なんて「泣くけど理由は絶対言わない後輩」でしたからね。言えよ。

しかも首が座ってないし寝返りもできないから、

 

・うつ伏せに寝ると死んじゃう

・ミルクのあとゲップさせずに寝ると死んじゃう

・お風呂で手を滑らせたら死んじゃう

 

という死との距離感の近さ。怖すぎる。
寝てる?いや、生きてる?と、呼吸をつい確かめたり。

 

 

 

3〜4ヶ月。首が座り、寝返りを覚えると、めちゃくちゃ転がるようになるので

 

 

・うんち漏らす

・うんち漏らしながらベッドにこすりつける

・うんち漏らしながらベッドこすりつけながら泣く

 

 

という特殊技能も覚えます。大量の洗濯物と引き換えに。
暴れる娘を必死におさえながらオムツを変えていると、
脳裏にうなぎをおさえながら捌いてゆく職人が浮かんだりします。

 

 

5ヶ月が過ぎ、ずりはいが始まります。
この頃には母親からもらった免疫が切れ始める。
たいそうか弱い、0歳児の免疫で防衛戦に挑むことになるのですが
大都会で鍛えられたウィルスたちに勝てるはずもなく。

 

・光の速さで風邪をひく後輩コピーライター

・仕事忙しい時に限って風邪をひく

・しかもほっとくと間違いなく死ぬ

 

 

のいっちょあがりです。何度小児科に通ったことか。
「あれ、今日はあの看護師さんお休みなんですね」が分かるくらいには通いました。

 

このへんまで来ると働きながら子育てされている会社の先輩がユパ様に見えてきます。
怪物蠢く腐海を剣一つで生き抜いてきた歴戦の勇者。
尊敬、というか畏怖に近い感情が止まりません。

 

 

 

天使の顔して事件を日替わりでデリバリーしてくる悪魔のような娘ですが、

それでもやっぱりどうして、ああもうどうしたってかわいいです。

でなきゃ頑張れないです。正直。

今でも、寝て起きて顔を見にいくたび、「え、かっわい」と驚きます。

だから写真をついインスタとかでシェアしちゃうの、

親バカなんですけど許してください。

いろんな人に出会ってほしいんで、僕はいろんなとこに娘を連れだしてますが、

そのときはどんどん抱っこしてぎゅっとしてあげてください。

だから子どもがいるから誘いにくいかもですけど、

どんどんどんどん誘ってください。

うちの後輩コピーライターはまだまだ未熟ですが、笑顔と成長速度が自慢なんで。

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