見える化
最近デバイスが進化して、
世の中の事象がどんどん見える化(定量化/データ化)されているなあと実感します。
例えば、ウェアラブルデバイス。
身につけているだけで睡眠中の心拍数や呼吸数が計測できて、
健康状態を見える化してくれるのですが、
さらにそこから睡眠改善の提案につながっていく。
改善されるのはもちろんいいことなのですが
改善点が細かく山盛りになっていくとちょっと迫り来るものを感じます。
見える化の代表例だと思うのが、肥満度の指標とされているBMI。
昔、アメリカのとある保険会社が
「体重が重い人は保険料の支払い額が大きい傾向にある」ことに気が付いた。
そこで 肥満度を定量化する指標としてBMIを担ぎ出し、
それまで自分は「標準」だと認識している人たちを「肥満」と定義づけ、
保険料をより多く支払わせようとしたと言われています。(天才的な発想です)
これも見える化によって、様々な対応を迫る仕組みだと思います。
見える化は、ビジネスの手法としてはたくさんのメリットがありそうですが、
見えすぎちゃう化になるのはなんだか怖い。
僕なんかは窮屈さを感じてしまいます。
データに操られることのないよう、
バランスを取ることが大事なんだと自分に言い聞かせ、
今はウェアラブルデバイスの購入を我慢することにします。
来週は、酸いも甘いかみ分けた私の元上司、
当社CRのイケオジこと藤本さんにバトンをお願いしました。
藤本さんよろしくお願いします!