言外
上島史朗さんからご紹介を受けた淺井勇樹です。
最近考えていることを書いてみます。
言葉の外にある、言葉では言い表せないことに価値があるのかもしれない。なぜそんなことを考えるようになったのだろう。言葉で表現することを生業とする職業の中でも、端っこで仕事をしているからなのか、はたまたよく言われる江戸時代のウン倍の情報量が氾濫する世の中で生活しているからなのか、分からない。でも、ひとつだけ確かなのは、言外にこそ価値があるはずだ、言外の価値を探したいと考えることは、自分の仕事を否定することではない。言外にある何かを私が理解するとき、誰かに説明するとき、結局は言葉を通すしか方法がないからだ。だから私は、言葉では表現しきれないと分かっていても、なんとか工夫して言葉で表現しようと努力する。