近所の話-1 「スタンドプチ」
師匠で恩人の鈴木契さんからバトンをもらいました
電通関西の正樂地 咲(しょうらくじ さき)です。
契さんは私のメンター。今から10年以上前、新入社員の時に
毎日お世話になりました。
「広告をつくる時、都合の良い嘘はつくな。」ということを教わり
今もなんとかその言いつけを守りたい気持ちでいます。
ひとのギャグに突っ込むタイミング、出張先のホテルはアイビス
餃子は白菜でつくるのもありということも教わりました。
このコラムも金曜日まで、楽しく嘘なく書きます。契さん見ていてください。
近所の話-1「スタンドプチ」
1人でふらっと入れる飲み屋さんが家の近所に2つある。
そのうちの1つがスタンドプチ。
スタンドプチは大阪の北浜のちょっとだけ奥まったところにある
「サンドイッチとおかしとビール」が売りのカウンターバー・・バー?なのか・・
カウンターだけのお店。
すぎさんとあいちゃんが夫婦で営んでいる。お店の面にはショーケースがあって
そこに美しいサンドイッチがたくさん並んでいる。外でまずその列を見ながら
今日は「ベーコンピーナツバター」にするか「チキンカツ」にするか
など想像しながらお店に入るのがオススメ。
疲れ果てた仕事帰りは、例えば、ビールとエスニック湯豆腐(冬季限定)と
何かしらのサンド(サンドは生のままか、ホットサンドにしてもらうかを選べる)。
夏ならつまみは、ちくわに紅生姜を入れて揚げた天ぷら(悶絶)。
滞在時間30分もいかないくらい。それなら真っ直ぐ家に帰ればいいのだけれど
絶対にプチに行った方が救われるから1日の反省から半泣きになりながらも
プチの明かりに吸い込まれる。
休日であれば、明るい時間に行くことをオススメしたい。
天気が良ければ陽の光が差し込み、気持ち良い風でも入ってくれば
座っているだけで最高。
「ビールとトマトスライスください!」
1発目のオーダーでその日の自分の体調を図る。
おっ今日はいけるな・・いってもうたれ!となれば・・
「からあげ、お願いします!」
からあげがでてくるまでの間は、
すずやの乾き物(キムチ味の四角いチップスとレンコンチップスのミックス)でつなぐ。
ちなみにこの乾き物、からあげのマヨネーズをつけて食べても美味しいので
その楽しみも取っておくことを忘れずに。
そしてついに来た・・か・ら・あ・げ!!
プチのからあげは機嫌が良い時にしか食べないと決めている。
四角で平たく小ぶりでサクサク、ちょっとエスニックで超ジューシー。
この美味しさは、いい思い出にしかしたくない。
まずはじめはレモンを絞らずそのまま食べて、中盤くらいでレモンを絞る。
このタイミングでハイボールに切り替え
キャベツとレモン味の唐揚げとマヨネーズを一緒に食べる。
ハイボールで流し込む。はい!ここがピークです!
さらに調子が良ければ、しめのサンドを。
お腹が割と満たされていたら野菜チーズ、きのこクリーム、ツナ、たまごあたり。
まだいけるとなったらBLTやミルフィーユカツなどもあり。
ちなみにサンドでしめずに、お菓子とお紅茶(メニューに本当にお紅茶と書いてある)
という優雅な選択肢もある。シンプルにチョコがコーティングされている
ココナッツクッキー、しっとりとろとろのチーズケーキ・・他にも色々あるのだけれど
これらの宝物は全部お店のオーブンであいちゃんが焼いたもの。
その工程をカウンターから見るのも楽しい。滞在時間1時間弱。
こうして満喫しきってお店を出る頃には、多幸感で顔がゆるゆる。
そうそう、最近になって気づいたことがある。
プチがすごいのは、毎日通って、毎日食べても全く飽きないこと。
メニューも、味付けも、お店のテンションも、価格も、全部が素朴で優しい。
私はこの2ヶ月、ほぼ毎日、プチのサンドイッチとおかしをテイクアウトしている。
今日も月曜が定休日なことを忘れて、途中までチャリを走らせてしまった。
そういえば、会社帰りにプチによく一緒に行っていた後輩Fさんが
「私、プチになりたい!」と言い出したことがあった。
あの時は「お店になりたいなんて変やで!」と笑ったけど、確かにそうだな。
毎日会いたいって最強だな。
あぁ私もなれるんだったらプチになりたい。
5596 | 2023.10.01 | 3600→ |
5595 | 2023.09.29 | 360→3600(後半) |
5594 | 2023.09.29 | 360→3600 |
5593 | 2023.09.27 | 60→360 |
5592 | 2023.09.26 | 20→60 |