フリーという人生
中学生くらいの頃から「自由業」で生きよう、と考えていました。
実はコピーライターにはあこがれてなったわけではなく、「自由業」になれそうだったから。実際、フリーで生きやすい仕事だとつくづく思います。設備投資いらないし、人雇う必要もない。ほんと、自分の脳味噌ひとつで世の中渡っていける仕事です。
ただ、自由業って意外に不自由でもあります。交通費も厚生年金も税金も全部自分でやらなきゃいけないし、やりたくない仕事だってやらないわけにもいかない。誰かが「きみ、そろそろこういう仕事したら?」なんて言ってくれるわけでもなく、自分で「中期三カ年計画」くらいはたてないといけない。その通りには絶対事は運ばないんだけど。
でも、自分の成功も失敗も、したたかさもあさはかさも、自分にダイレクトに返ってくるわけで、「おれは生きてるぜ感覚」は生々しく感じられる。そういう、おれは他ならぬおれでありおれ以外のだれでもなくおれでさえ知らないおれにも出会っちゃったりする、人生の醍醐味みたいなものがフリーという生き方にはあります。
もしあなたがコピーライターになってみたいな、と思っているのなら、なりなさいなりなさい、そいでもってどうせならいずれはフリーになりなさい、と猛烈におすすめしちゃいます。ただし、人生どうなっても知りませんけどね。
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