リレーコラムについて

練習の副作用

平山康弘

 リレーコラムのページを開けたら何もないのでびっくりしてしまいました。
 私が書かない限り10月分は「該当するデータがありません」のままなのですね。
 やばい、やばい。

 では今回は前回予告していたトライアスロンの練習についてです。
 
 さて、一週間の練習スケジュールですが、だいたいこんな感じです。
 月曜 休み
 火曜〜金曜 毎日1時間以内くらい、三種目のうちの一つを軽くやる。
 土曜、日曜 2種目。合わせて3〜4時間ほど。二日とも
 必ずしもこのスケジュールをきっちりこなしている訳ではないので、週のトータル練習時間は7〜10時間といったところですね。

 これくらいの量なら、それほどしんどいということもありません。練習したら一日、ぐったりしてしまった、というのでは、元も子もありませんし。仕事との兼ね合いもありますが、仕事も練習もうまいことこなせると、その日一日、なかなかの達成感もあったりします。

 ところがこうやって練習を続けていると思わぬ副作用が出てきてしまいました。
 体的にどうしたということではありません。むしろ、精神的なものです。
 それは、目の前にある道や、海や、川が、すべて練習の対象として見えてしまう、ということです。
 幅広のどこまでも続く見通しのいい道をドライブしていると、「あー、ここを自転車で走れたらなー」といつのまにか思いはじめているんです。千葉のフラワーロードなんかもうたまりません。自転車にのりたくなってうずうずしてきます。都内の湾岸道路も十分私の自転車乗りたい欲求を引き起こしてくれます。
 飛行機の窓から海岸線が見えてくると、「あー、あの湾で泳げたらなー」となるし、京都に住んでいたときは鴨川でさえ「ウエットスーツを着れば泳げるんじゃないか」と考えたりもしてました。(さすがにやりませんでしたが)
 
 最近はそんな副作用がさらに悪化してきて、「合宿したい欲求」へと高まってきてしまいました。テレビを見ていて沖縄のリゾートが紹介されたりすると、「あー、そこで一週間くらい合宿して練習三昧したいー」という気持ちがむくむくと起きてきてしまいます。伊豆大島、徳之島、石垣島、宮古島などの離島はもちろん、長野や岐阜の高原などなど、グルメ番組、紀行番組で紹介されているともうたまりません。とにかくそこで合宿したくなってきてしまうのです。

 まだまだあります。
 「静岡180キロ」
 おー!走りがいのある距離だ!(もちろん自転車ですよ、ランではなく)
 下手をすると道路の標識を見るだけでも練習モードになってしまいます。

 「衝動的練習欲求」とでも言うのでしょうか。なかなか困ったものです。
 でも、さすがに静岡までおもむろに自転車をこぎ出したりはしてませんし、合宿ですらまだ実現に至ってはいないのですが。

 トライアスロンの話も2回続きましたし、次回はがらりと変えてネコの話などどうでしょうか。

NO
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