第一話:ラテンは広告コピーを変えるか
髙澤峰之
当コラムコーナーをご覧のみなさま、はじめまして。
そして、2000年あけましておめでとうございます!!
石附さんご指名の高嶋さんがご都合が悪くなり、
私、高澤峰之が代打として担当させていただくことになりました。
(ご連絡でご苦労いただいたSさん、ありがとうございました。
2000年最初のTCCコラムを書ける光栄に感謝しております)
林さん、石附さんに続き、私も1999年にTCC新人賞をいただいた
お仲間です。どうぞよろしく。
とはいいつつ。
「好きに書いてください」という当コラムの主旨も
いざ自分が立ち向かうとなると、いささかネタに困るもので。
さしあたって自分の中で、ある方針を定めることにしました。
〈その1〉自分がいま居る世界のことを書く(それしか書けない)
〈その2〉タイトル、大げさ。でも中身薄く
(これもそうしか書けない)
なんのことはない、いちばん安直なことをただ[方針]だなどと
大言壮語しただけですが、これで5話までやっていけたら
と思います。
とくに「方針その2」の方にのっとって、お話は短く短く、
内容が尻切れトンボでも長くなる前に終わらせてしまえ、という
根性でおります。(なんてここまで書くのに20行も使っちゃった)
———————————
ってなことで、第一話は、私が居るラテンな世界のお話です。
ラテンといっても、ただただ明るく、ただただ脳天気に、
という所謂「ラテン気質」なだけのことではありません。
(ラテン気質だけ、ってのもあながち外れではないですが)
学生時代、ラテン(やJAZZも、だったけど)の音楽サークルに
いた延長で、ラテン音楽を人生最大の趣味にして生きている私です。
ラテンというと、ときおり「あーサンバやボサノバみたいな奴ね」
と納得されてしまうのですが、正確にはサンバ、ボサノバは主に
ポルトガル語圏に属するブラジリアン(←私はそう称している)
で、スペイン語圏にて発展したラテン音楽とは一線を画します。
まあ、そうした七面倒くさい区分けは、ここではどうでも
いいですね。
私の専攻楽器はドラムとパーカッション。
この楽器をたしなむ多くのヒトがそうであるように、
私の家もタタキモノ打楽器であふれています。
学生時代にはアート・ブレイキーとかエルビン・ジョーンズ
のような、主にJAZZ方面からのアプローチの「ラテンジャズ」を
叩いていましたが、そこからペレス・プラードのようなマンボ物
を経由して、いま現在はサルサ方面に移行してきました。
サルサとなると、これはもう演奏するだけでは済まなくなります。
同じ阿呆なら踊らなソンSon、という基本本能から、それ系の
ライブやイベントに出かけては踊っています。
サルサダンスは、男女でペアになって踊る機会が多いものですが
その都度その場で、踊ってくれそうな女性をみつけて踊ります。
あちらこちらの場所でそんなことを繰り返していると
名前も知らずに顔なじみ、という踊り仲間の女のヒトも
できてきて、それはそれでなかなか楽しいものです。
う〜ん話がちっとも広告の方に落ちてきません。
しかもこれでは単に中途半端な自分紹介だ。
タイトルは「ラテンは広告コピーを変えるか」ですが、
少なくとも私に関しては、ちっとも変わってないかもしれません。
あ〜、情けない。
そんなところで。さっそく尻切れトンボですが、
少しずつ広告方面へ話をむけていくつもりですので
勘弁してください。では、また明日。
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