お詫びと訂正と終わりの言葉
担当コラムの最初に書いた、動物愛護おばさんの話しですが。
とある方からのメールで、「動物愛護といいながら、
丸山が馬を喰ってるのを知っている」というご指摘をいただきました。
おっしゃる通り。この年末年始も、故郷、熊本でかなりの馬を食ってきました。
馬刺であれば、霜降りやタテガミと呼ばれる、まさに馬のたてがみの下にあるトロトロの脂身から、馬のホルモン、馬串(焼き鳥屋さんにある)、ステーキ、馬肉を使ったさくら寿司、
はてはマグロ納豆ならぬサクラ納豆などなど、熊本にはいろんな馬料理があるんです。
とりわけ、私の実家は父が大酒飲みのこともあり、
お刺身感覚でほぼ毎晩、食卓に馬刺がのってました。
で、もちろん私も幼少のころより、ご飯のお友に馬を嗜んできたわけです。
カレーのときも、ハンバーグのときも、あるいはスパゲティのときだって、
つけ合わせとして子どもたちが馬刺を食べる、そんな野蛮な食卓でした。
それから数十年、これまでの人生で馬35頭くらいは食したのではないかと
思われます。数えたわけじゃないけど、多分、かなり食べた感じです。
そんな私が動物愛護を語っていいのかと…。
いいじゃないですか。だって私はベジタリアンじゃないもん。
食物としての動物はしっかりいただきます。
でも、意味もなく殺される動物は守ってあげなきゃいけないよなあ、
と思っています。だから、例えば私には犬を食べるなんて絶対できないけど、
韓国で犬を食べる文化があるのは認めますし、いやじゃあない。
ま、そんな感じです。
はじめは、栗原はるみ路線で行こう!とこのコラムを書き始めたのですが、
ずいぶんと線路が曲がってしまって終わりつつあることが気がかりです。
「なんか、背筋が凍るほど怖い」という感想もメールでいただきました。
ほっといてください。なかなか更新せず、夜中にまとめて書いていたら、
ちょっとハイになり、調子に乗って本音がでただけの話しです。
ということで、来週は出身地が同じというだけで、面識もないのに
無理矢理お願いしてしまった、昨年度の新人賞を取られた
「明石靖彦」さんです。むちゃくちゃな話しを、
こころよく受けてくださったとてもいい方です。
それでは、よろしくお願いいたします。
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