リレーコラムについて

遠い記憶の中の人々 “先生”

髙橋稔

今週は、高橋稔が担当します。よろしくお願いします。
ボクが生まれたのは、岡山県倉敷市茶屋町というところです。
いまもそこに住んでいます。
これから書くのは、高校卒業まで18年間過ごした頃の記憶です。

ボクが幼稚園の年少組のときの先生が“こあい”先生。(女性)
漢字は不明。名前は“こあい”だけど、
とても優しい先生で、ふっくらした面立ちだけが記憶にあります。
そうそう、ボクがスキップができなくて、
放課後(?)特訓をやってくれたのは憶えている。
年長組のときの先生は憶えていません。
小学1年のときの先生は“林”先生。(男性)
メガネをかけて四角い顔で、“こあい″先生に劣らぬ、
とても優しい先生でした。
教室の出入りのときに、
(さよなら、さよなら、さよならを何回もやったりして)
必ずまだまだ子どものボクたちを笑わせてくれた。
どっちの先生も、名前とぼんやりした記憶があるだけで、
思い出と呼べるほどの記憶はないけれど、(いま思えば)
ボクの人間形成上、大きな意味があったような気がします。
(ボクは全然やさしくないけれど・・・)
いまボクは44歳なので、
もう40年近くまえのことです。

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