ウは、××のウ。
こんにちは。はじめまして。岡山真子です。コピーライターになってだいたい10年目、
現在はフリーランスで仕事しています。
さて、仕事がらだと思うのですが、辞書はたくさん持ってます。辞書をめくるのも
割と好きだったりします。
たとえば「宇宙」という単語が、ここしばらく気になっていました。
英語だったら宇宙はたとえばSPACE、空間、余白。空気もない、重力もない、何もない広い広い場所。
なるほどって感じなんですが、じゃあ、日本語の「宇宙」は何を意味するんだろう。
宙は「宙づり」「宙ぶらりん」の用法もあるし、「浮く」とか「空」の意がありそうですが、
いったい「宇」って?宇多田ヒカルの「宇」、宇部市の「宇」。
国語辞典を引いたみたところ、「宇」はそもそも「屋根」を数える単位だそうですね。
えーと、じゃあ「宇宙」は「浮く屋根の数」?大空の屋根?
(宇多田は屋根の多い田んぼ?なんか先祖も儲かってそうだなあ。)
あらためて宇宙で辞書をひくと正しくは宇は空間、宙は時間を表すというセツがあるそうです。壮大だなあ。
ともあれ「space=余白」より寂しくなくて、いい感じです。だって英語をしゃべる人たちは
宇宙のことを話す時、「余白に星が」とか「余白船」がとか言ってるんですよ。
(いや、もしかしたら、タイプライター打つとき
「私は、宇宙、愛する、宇宙、あなたを。」ってつぶやいてるかもしれませんが。)
言葉というのは文化そのもの、感性、歴史そのものだそうです。
たとえば、英語には先輩後輩という言葉はないんだそうですね。
そういえば、イスラム教に改宗した日本人の友だちがいて、
イスラムにそもそも原理主義という言葉、言い方はないと言ってました。
そんな概念もなかったと。世界ってなんだかチグハグだなあ。
私が今、いちばん気になってること。
とある外国の団体の仕事をやってるんですが、日本支社のトップのOKはとれたものの、
今、本国の本社にプレゼンしたものを一式送って確認をとってるとのこと。
日本語のニュアンスが伝わるのか、けっこう不安。
どうか、ひっくりかえされませんよーに。
あれ?壮大な話をするつもりが、結局長いだけの小さな話になってしまいました。
しょうがない、それが私のウツワなんです。
今週一週間、この調子で思いついたことを適当に書いていくつもりです。
おつきあいいただけたら、幸いです。
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