妖精たちを繋げていく。というしごと
前原佳世子
昨年の春、仲間たちといっしょに東京三田にお店を開きました。
解放された妖精たちは「やりたいこと」を胸に抱いて、うずうずしているものです。
そんな人は1人でいるよりも集まる方が、ずっと楽しいし、うずうずがわくわくに変わります。
今居る場所で、会社の中で、そのうずうずが形にできればいいのですけど
なかなか、うまくはいかなかったりして・・・。
それで、そんな場所がつくれないかな?ということでつくったのが、三田のお店です。
もともと大手のメーカーでコーヒーの焙煎技師として働いていたけれど、
自分が納得のいかない方法でコーヒーを焙煎しつづけることに我慢がならなくなって、
伊豆の山奥にコーヒー焙煎工房をつくった人。
おいしい「パン」の味がちゃんとするパンを作りたいから、
毎日焼くパンの小麦を自分の手で挽いている人。
蝶が蜜を吸いにくるほど甘いキャベツをつくる人。
・・・そんな仲間たちが集まってつくったお店の最初のコンセプトは
「いつでも安心しておいしい食事が楽しめる世の中にすること」。
店はひとつの装置。
やりたいことがある人はいつでも当事者として参加できるしくみをつくりました。
当事者として参加できるしくみ=「謎の株主」になるということです。
※「謎の株主」募集の時のコピー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なくなってしまっても、2秒くらいであきらめのつくお金
50万円か100万円、お持ちじゃありませんか?
IPOは絶対にしません。
配当もできるかどうかわかりません。
せっかく投資いただいたお金が最後には消えてなくなるかもしれません。
そのときは、2秒であきらめてください。
でも、そのかわりに何かは残ると思います。
その何かって何なのか?その説明はわたしたちにはできません。
何が残るのか?何が生まれるのか?は、この「場」に関わる人によって変わってくるからです。
※「謎の株主」のルール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
?「これ、私の店」といってどんどんお店へくること
?「こんなことしたいな」と思ったら、必ず実現すること
?支援者ではなく当事者として参加すること
へんなお店ですよね?でも、たくさんの人が集まって、
すごく気持ちのいい場所ができつつあります。
毎週金曜のよるだけ、自分でBARを開いている人もいます。
シェフは、この場所でフランス語を教えながらフランス料理の教室をやるといっています。
小さな木の人形を飾って売っている人もいます。
解放された妖精たちは、うずうずが形になって、サイコーの顔してます。
もし、よろしければぜひ遊びにきてくださいね。
三田のNOOSPHERE(ヌースフィア)というお店です。
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