あなたのしごとは何ですか?
前原佳世子
1週間つたないコラムにお付き合いいただいてどうもありがとうございました。
これが最後のコラムです。最後なのですこーし長いです。
先日、来年社会に出るという就職活動中の大学生に会う機会がありまして、
そこで、こんなメッセージを映像で流しました。
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今から20数年前に
生まれてきたあなたたちを、
育ててきたもの。
家族、数え切れないくらいの友人。
思い出のつまった学校。先生たち。
クラブの仲間。心に響く本との出会い。
必要なものをつくりだしてくれた、
たくさんの働く人たち。
包み込まれる大きな自然、この街。
多くの見えないものに支えられて、
見守られて
今、あなたはここにいます。
社会へようこそ。
就職するということは
見守られる側から、
社会をつくる側になるということ。
「働き」は社会とのつながりかた。
あなたは何のために働きますか?
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就職活動中の学生さんに会った時に、よく感じることなんですが、
先に仕事というものはある(あらかじめ用意されている)、
って、あたりまえに思っていたりするんですよね。
それで、
世の中にはあらかじめやらなければならない仕事が用意されていて
それをみんなで手分けしてやるんじゃなくって
(もしそうだとしたら、地球は巨大な株式会社みたいですよね)
自分のつながりたい形で、社会とつながったらいいんですよー。
100人いたら100通りのしごとがあるんですよー。
ということを、いつもお話しています。
先生も、きっと「先生」っていうだけでは表現できない
営業マンも、きっと「営業」っていうだけでは表現できない
コピーライターの皆さんも、きっと「コピーライター」っていうだけでは表現できない
それぞれ100とおりのしごとをなさっているのだと思います。
本当にしごとって、おもしろいですね。その人そのものですもんね。
来週からは、わたしにそんな大切なことを気付かせてくださった
尊敬すべき「人物観察人」柏木克巳さんがコラムを書いてくださいます。
たのしみです〜(^^)
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