お引越し「プロローグ」

照井さんのバトンが
なぜか角度を変えて九州まで飛んできました。
台風の影響でしょうか。

引き受けたはいいものの
今週私は、とっても大変なのです。
引越しです。
もうカウントダウンは始まっているというのに
部屋には折りたたんだままのダンボール。
これはいよいよやばいかも、と
夜中の12時ごろ、むっくと起き上がった私。
知り合いの「らくらくパックにすれば?」
というありがたい助言を払いのけ
「いろいろ整理したいから自分でやる!」と断言した以上。

で、さっそく押入れを開けてみました。
そして閉めました。
これはムリかもしれない。
今の部屋には9年くらい住んでいるので
つまり9年前に押し込まれ、それっきり
太陽の光を一度も浴びることなく忘れられたものたちが
暗闇の奥にじっとり潜んでいる。
どうかこわいことが起こりませんように、と
祈る気持ちで押入れをもう一度開ける。
お父さんの汚れたパンツでもつまむように
得体の知れないものを次々ひっぱり出す。
一息つこうと床にしゃがんだそのときでした。
古い紙袋の隙間からモソモソっと動く白い物体を発見。
どこかで見覚えがある・・・
たしか、浜辺とか岩場で見たことがある・・・なんらかの生物?
挫折。

私は再び押入れの扉をそっと閉めて
ソファに寝っ転がりました。
明日にしよう。
ダンボールについてるパンダの絵が
「だから、らくらくパックにすればよかったのに」
と、こちらを見てニヤニヤ笑っています。

というわけで、これから1週間。
コラムの最終日には
すべて片付いているはずなんですけど。
ただいまダンボール3個完了。