お引越し「ハーフタイム篇」
10年くらい前に入院したことがあります。
手術をして、2〜3週間くらい病院の中にいました。
もちろん親や近しい友人は見舞いに来ましたが、
それ以上に、仕事の同僚や
日ごろ一緒に仕事をしているスタッフの人たちが
ひっきりなしに来てくれました。
朝も、昼も、夕方も。
代わる代わるやってきては
いらないものを持ってきたり、
くだらない話をして帰っていきました。
「あんたら仕事の息抜きしにきてるやろ」と
心の中でつぶやきつつも、
病院の中で、ナーバスになるヒマもなく
私はみるみる回復していきました。
ほんとにあの時は、精神的に
みんなに助けてもらったな、と感じました。
結婚とか入院とか何かの節目とか
そういう機会がない限り、
普段会っている人に
面と向かって感謝はしにくいものです。
10年ぶりに、
そんな機会が来たようです。
今しみじみと
そんなことを考えたり、思い出したりして
まったく荷造りに精が出ません。
もう、週末に一気にやってしまおう。
飲みになんか、誘わないで下さいね。
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