名前のこと
すみません。昨日のコラム、さぼってしまいました。言いわけはしません。
言いわけはしませんが、「僕の苦手なこと?」は、「継続」ってことで、ひとつ、ご理解を。
で、今日から心機一転、「僕の苦手なこと」はやめます。飽きたので。
えーと、何を書こうかな。
前回が娘の名前のことだったんで、今日はそのつながりで、苗字のことでも書きますか。
「松村」という苗字。これ、みなさんどう思われます?
いやどう思われます?ってどうも思わないでしょうけど、
この苗字、実は重大な問題を抱えている苗字でして、
それはですね、「松村さん」ってね、なんだか知らないけど、
よく「村松さん」って間違われてしまうんですよ。三回に一回くらい。
山本さんが本山さんって言われるのは推定年に一回もないだろうに。
鈴木さんが木鈴さんって言われるのは推定一生に一回もないだろうに。
なのになぜかみんな、「松村さん」のことは平気で「村松さん」って間違えるんです。
コレ読んでるあなたも、胸に手を当てて思い返してみると、ほら、心当たりが。
「村…えっと松……いや村松…さん?」みたいな。
これ、初対面の人ならまあ分かるんですけど、長い付き合いの人でも
けっこう間違えたりするのが謎なんですよ。
この前も、ふだん僕を「まっちゃん」と呼んでる営業の人が、
クライアントに僕のことを「クリエイティブの村松です」って紹介してて、
びっくりしました。今までの「まっ」はなんだったんだ!って話ですが、
彼いわく、「むらまっちゃんかと思ってた」そうです。はあ、なるほど。
そういえば、TCC新人賞の受賞を知らせる手紙の宛て名も、当たり前のように
「村松雅史様」になってました。
もしや別人の村松雅史さんが受賞したんじゃないかと不安になったりもしましたが、
こういうときに「あの、村松じゃなくて松村なんですけど」などと電話したりしないのが、松村さんの奥ゆかしいところで、30年間間違われ続けると耐性ができてしまって、
いちいち自分から訂正なんてしなくなっちゃうんですね。
いろんな場面で「村松さん」と呼ばれても、普通に「はい」と返事をしている自分が
いるわけです。
最近も、病院で「村松さん」と呼ばれたのでまた間違えてると思いつつ窓口に行くと、
そこにほんとの「村松さん」がやってきて、なんだ間違ってないのかと思って戻ったら、やっぱり「松村」の言い間違えで僕のことを呼んでいた、
というややこしいことがあったりしました。
これだけ頻繁に間違われるということは、村松という名字の方が松村より
圧倒的に多いんだろうなと、ずっと思い込んでいました。
それを確認すべく、いい機会なのでネットで調べてみたら、
松村姓は全国87位、村松姓は1000位にも入っていない……って、
断然「松村」の方がメジャーじゃないか! という世の中の他の人には
全くどうでもいい驚愕の事実が、今、発覚してしました。
いや、あの、実際どうでもいいことを延々と、すいません。
いや、僕にとっても実はまあ、どうでもいいことなんですよ。
ただ、「権八!」とか「多田琢!」とか「可士和!」とかファンキーな
名前に生まれなかった人間として、ちょっとでも名前を覚えてもらうには
どうしたらいいかなと思ってこんなこと書いてみました。
まあ、これ読んだ人はもしかしたら「松村」なんだか「村松」なんだか、
どっちだか余計にワカンナクなっちゃったかもしれませんけどね。
駆けだしなんで、「松村か村松かどっちかの人」とでも覚えてもらえると幸いです。
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