リレーコラムについて

そいつは、突然やってくる

竹之内葉子

みなさま、こんにちは。
大賀ちゃんから引き継ぎまして、2005年、初っ端の週を担当することになりました、竹之内葉子です。
どうぞ、一週間、お付き合いくださいませ。では、コラムの方へ。

タイトル通り、そいつは、突然やってくる。私に何の断りも、何の予告もなしに。
実家から血相変えた親がやってくるとか、怖い人がやってくるとか、そんなことではありません。

そいつの名は、片頭痛。

私、社会人3年目あたりから片頭痛持ちなんですが、これが、なかなか手に負えない。
寝ても治らなければ、薬を飲んでも治らない。
こめかみのあたりを、びくんびくんと脈打ち、ズギンズギンと暴れ出す。
上下に動いたりすると、いっそうひどくなるので、安静第一。
動かぬが勝ち。一時停止。フリーズ。必要に応じて、スローモーション。

片頭痛というのは、頭部の血管が拡がって炎症を起こし、そのまわりにある神経を刺激すると
起こるらしいんですが、その対処方法といえば、痛みが「軽いうちに」、薬を飲むことぐらい。
痛くなってからでは、まず効かない。といっても、大抵の場合、痛みは、いつも、マックスの状態で
襲ってくるので、薬も解決方法にはならず、でも、なんか回避する方法があるだろうと、
いろいろ情報を仕入れたものの、規則正しい生活、ストレスのない生活を送ること、人ごみを避け、
寝不足はダメ、アルコールはほどほどに・・・とかなんとか。
そんな生活、この職業やってる以上、ムリな話で、
私ができることといえば、ただ、敵が去るのを待つのみ。いつ去るわかんなくても、ただ待つのみ。

お医者さんに相談しても、
「あなたと同じような症状で悩んでいる人、たくさんいるみたいですよ」とか、なんとか。
片頭痛を根本的に治す方法は、いまだ見つかっておらずということで、
勧められたのは、薬じゃなくて、頭痛大学というサイトだったりする。

仕方ない、片頭痛と付き合ってやるか・・・と半ばあきらめながら生活していたら、
最近、片頭痛とは、またひと味違う、ずーんと重苦しい頭痛が。薬も効かない。
こりゃ、やばい方の頭痛なんじゃないの!?と、またまた、病院へ行き、
今度は、念のためということでCTを撮影。

微小脳梗塞とかあったら、どうしよう、、、出血とかあったらどうしよう、、
他の人と脳みそのカタチが違ったらどうしよう、、脳みそが、少なかったらどうしよう、、、
という私の不安もその日のうちに解消され、
「まあ、心配することないでしょう。ただの頭痛ですよ」と、病院を後にしたのでした。

ああ、早く、片頭痛とか、頭痛とか、一発で治る薬ができますように。
かぶるだけで、治る帽子とかできますように。
火事とか地震とか、津波とか、走って逃げないといけないようなときに頭痛が起こりませんように。
だれか、このコラムを見た人が、なんかすごい解決法を発明しますように。

それでは、また明日。

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