「木村ポーさん〜」
飼っていた兎のロップイヤーが病気になり
兎の専門病院に連れて行ったときのことです。
「ポー」と名づけていたのですが、
順番が来ると
その病院、飼い主の苗字をつけて呼ぶんですね。
「お次の方、、、木村ポーさん」(看護婦ボイス)
木村ポー、、、、、、
、、すごいマヌケだ。
思わず笑いそうになってしまい
辺りをうかがうと、、
みな、神妙である。
うつむきながら兎を撫でる人、
かわいそうだねーと哀れむ眼差しをこっちに
向けてくる中年女性。
、、、笑えない。笑える雰囲気ではない。
気がつけば
「いや、笑ったらこの子に悪い」などとすっかり自分も
ムードに飲まれる状況。
ファミレスの順番待ちで
わざと変な名前で書いておいて
呼び出すウェイターを笑う悪戯がありますよね
あの病院の中だったら
例え、「木村太郎さん」だろうが、「木村クエン酸」だろうが、
みな「うんうん」」と同情の視線をむけてきかねない空気でした。
数ヵ月後。
木村ポーは亡くなり、それから一年後の2004年のちょうど命日に
私はTCC新人賞の知らせをうけました。
ウサギの手は幸運のシンボルといいますが、
クマの受賞トロフィーを呼びこんでくれたことに感謝しつつも、
また飼えば、、?と不謹慎なことを考えたり、、、、、、しませんよ。ポーさん。
来週はTCC新人賞同期・前野岳允さんにお願いします。
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