はじめまして
はじめまして。
ウソつきの神山といいます。コウヤマと読みます。本当です。
よろしくお願いします。
今日は、ウソの話をします。
ずいぶん昔のことですが、営業の人に見事に騙されたことがあります。
テレビCFのコンペだっていわれて、プレゼンに行ったら、
コンペではなくて自主プレだったのです。
「コンペなんて一言も言っていないぞ」という消極的なウソではなくて、
「競合相手は博報堂」という積極的なウソ。
その営業いわく「自主プレって言ったら燃えてくんないじゃん」ですって。
その人は今、イ○○○○○○ドにいます。
同じく年間キャンペーンのコンペだっていわれて、プレゼンに行ったら、
2時間のプレゼンを終えてからクライアントに
「ごくろうさま。ところで、来期のコンペはもう終わって
もう製作に入っているのに、これは何のプレゼン?」と
聞かれたこともあります。
その営業は今、A○○にいます。
バイトでPCゲームの企画をした時のこと。
ボツになった企画なんですけど
「どれだけウソをつきとおせるか」というゲームを考えました。
主人公は出会う人、出会う人すべてに、
自分を良く見せるためのウソをつきまくります。
「高校生まで英国で暮らしていた」。
「空手6段」。
「父は石油王」。
「愛してるのは君だけ」。
「だから、ちゃんと手は洗ったってば」。
同じウソは1回しか使えません。
初対面でウソをつくことは簡単なのですが、
再会した時に「その相手にどんなウソをついたのか?」を
覚えておいて、辻褄を合わせなくてはならないのです。
つまり誰に?どんな?ウソをついたかを記憶するウソ版神経衰弱ですね。
「神山。すっごい企画があるんだって?期待してるよ」
「まかせてください。もう勝ったも同然ですよ」
…もうすぐウソがバレてしまいます。
すっごい企画なんてありません。
今までリレーコラムを書いていたせいです。
僕には、コラムと仕事と両立させることができそうもありません。
明日からのコラムは、神山浩之さんにお願いすることにします。
神山さん。今度必ず埋め合わせはします。