読み方は知らないけど、見たことある名前。
ドモ。はじめまして。斉藤尊司です。
今までずいぶん、このコラムから逃げ回っていたのですが、
ついにカンネンして書かせていただくことになりました。
だって、神山さんってば
学生プロレスやってたとか、キックボクシングを6年習ってるとか
見た目に反して、やけに物騒なコラム書いてるじゃないですか。
(あ。ちなみに見た目は、どっかの公爵の血筋かと思うような
上品でやさしげな人なんですけどね)
ただでさえ入社3ヶ月。いまだ居場所を見つけられない身の上で、
早々と「神山さんの依頼を断った男」、
もしくは「神山さんに袋にされた男」と噂されるのもヤバイ。
これを受けることで少しは快適なオフィスライフを過ごせるなら。。。
と思ってますので、そこんとこ、よろしくお願いしますね、神山さん。
前置きが長くなりましたが、わたくし
今年7月から、縁あってI&S BBDOでお世話になっています。
(ちゃんとご挨拶できなかった皆さん、ごめんなさい!)
6月末まではADKにいました。もうちょっと言うと、
かれこれ15年前に第一企画にコピーライターとして入社。合併に伴い、
業界3位の会社に潜りこむというタナボタ人生を送ってまいりました。
TCC入会は97年。あの、黒バックに脳が描かれた、ぶっとい年鑑です。
新人賞バブルとも言われ、一気に40数名が新人賞を獲った年。
東京シティ競馬の仕事でいただいたのですが、そのCD、能丸さんからは
「今年の新人賞のなかでも、お前のはかなり下のほうだからいい気になるなよ」
というありがたいお言葉をたまわり、今も胸の奥深くでくすぶっている次第で。。。
そうなんです。ラッキーの積み重ねなんです、私の人生は。
だから今、苦労してるんです!って話はほっといて。。。
そもそものラッキーの所以は、名前かも、と思っています。
名前に入った「尊」の字の偉そう感。ずうずうしさ。
(ちなみに、名前負けしてる!は禁句です)
このあいだも打合せ中に、CDの関さんから
「ジブンが気に入ってる企画に印をつけて!」と言われたので
尊の字を○で囲んだ「マル尊」マークを書いたところ、
「ヤダなぁ、この字。落とせねぇじゃん、こんなの」
とのお言葉をたまわったぐらい。(とはいえ落とされましたけどね。チッ!)
で、この名前。父親が「我が子のネーミング」プレゼンに失敗した末、
当時お世話になっていた住職さんに相談して上がってきた名前のようで
画数も、とてもいいのだとか。
見た目の印象も強いのか、業界の人たちと名刺交換をすると
「あ。この名前、見たことあります」と言ってもらえることが意外と多い。
これって、けっこう嬉しいんです、ボク的には。
年鑑への掲載数もそんなに多くないのに覚えてもらえてる!って
ラッキーこの上ないわけですよ、こうなると。
ついでに言うと「どう読むかはわかんなかったけどね」も多い。
つまり、読み方は知らないけど、見たことある名前、らしい。
正しくは、タカシと読みます。
例えがいちいち偉そうですが、あの足利尊氏も「尊」を「タカ」と読むますよね。
あれと同じです。(と、その昔、そう説明していたら、
やたらと「斉藤尊氏」で年賀状が届くので止めました。。。あなたですよ!あなた!)
この、サイトウタカシという何のアクセントもない、
セットでいくら!みたいな名前は、どうも流れやすいし、同稿多数。
ADK時代はもう一人、サイトウタカシさんがいて
カタカナ表記の郵便物は、ことごとく開封されて回ってくる始末。
実際、ADK時代を通して、最も多く呼ばれているのは「ソンジ」です。
このあいだ、「ソンジのジってなんだ!司はジって読まんだろ!」と
クダをまいた人がいましたが、知らんがな、あんたが勝手に呼んどんねん!
元々は、東京シティ競馬の仕事を始めた1995年。あの麻原尊師が世を騒がせていて、
名刺交換をしたクライアントの方が「ソンシくん、ソンシくん」と呼び出したのが始まり。
で、いつしか「ソンシ」が、呼びやすい?「ソンジ」に変化していったようなのです。
(実質、この方に新人賞を獲らせてもらったようなものなので、いま思うと
コピーライター「サイトウソンジ」は、この方との出会いで始まったわけです)
本名サイトウタカシ。通称ソンジ。で、かれこれ10年やってきたわけですが
ADK時代にお世話になったCDのサトー克也さんから
「もう、ソンジにしなよ。もっと運が向くと思うよ」という悟りの言葉をいただいたり。
業界を見回しても、「あきら」が「ショウ」、「いわお」が「ガン」という名コンビや
「ともよし」が「グギ」、「かずゆき」が「イッコウ」など音読みにしている人は確かに多い。
で、もう名刺の裏書も「Sonji」でいこうかな!と思っていたら、
先日、山本高史さんから、
「仲畑さんもオレもタカシなんだから、トリプルタカシでいいじゃん!」などと
思わずひれ伏してしまうような、この上もなく畏れ多いお言葉を頂戴して、
勝手に悩み始めてるわけです。
(って、オマエ長いなぁ、この話。)
というわけで、この「斉藤尊司」という名前。
どう読むのがいいか、ちょっと皆さんのご意見をうかがってみようと思います。
(そんなの自分で決めればいいだろ!という声はスルーして、と)
ご意見のある方は、ssonji@isbbdo.co.jpまで。よろしくお願いします。
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