仕事を間違えた?
髙崎卓馬
5才の息子が最近手作り絵本をつくっている。
記念すべき1作目は、
「なんにもかってくれないおかあさん」。
お菓子を買いにでかけたのに
八百屋につれていく母親を描いた衝撃のデビュー作。
少年のジレンマと大人のワガママの対立をわずか五枚の紙に見事に描写した
新人とは思えない深みのある作品にしあがった。
主人公である母親の微妙なリアクションを読み取ったのか、
つづいての2作目は、
「なんでもやってくれるおかあさん」。だった。
これには我が息子ながらがっかりした。
なんという媚び方。
良く言えばバランス感覚。
タイトルから想像がつくが、こちらの内容はお粗末なものだった。
おかあさんシリーズの展開に限界を感じたので
おとうさんシリーズも書くように発注したら、
自信満々に、タイトルだけ発表してくれた。
「仕事をまちがえたお父さん」。
・・・・・。
今日家に帰ると作品が見られるらしい。
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