昭和のCMショー
と題して昭和の名作CM100本を一気に見る会、というのをやりました。
テレビ放送初期の昭和20年代から平成になる手前の60年代まで。最初の一本が精工舎の時報、そのあと、なんであるアイデアル、おまえヘソねえじゃねえか、イエイエ、おかあさーん、はっぱふみふみ、オー猛烈、とすごいのがどんどん飛び出してくる。目が離せない。ナビゲーター役のぼくもつっこむのも忘れて見入っていた。
全部見終わって、「ああ、オレ広告の仕事やっててよかったー♪」ってつくづく思いました。作りたくなっちゃうのです。
何がすごいかっていうと、一本一本が強烈に個性的なんである。何がもっとすごいかっていうと作ってるやつが(大先輩なんですけど)あまりにもマジメに一生懸命おもしろがっているということです。
例えばアニメーションCMを作るとき。何か確立されたソフトウェアやハードウェアがあって作るわけではない。ぜんぶ、自分たちが手作りで作っている。に、違いない。という感じが伝わってくる。こうしてみよう、ああしてみよう、あ、失敗、チキショー、とおもしろがりながら試行錯誤している。完成度としては失敗もある、アラも目立つ。だけどそんなもの補ってあまりある圧倒的な気のようなものが伝わってくるのです。
おもしろがる気持ちって伝染するのです。見終わった後、ぼくは全身に元気がみなぎってくるのを感じました。
なんか作ろう!
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