リレーコラムについて

納屋にてPM11:00

松村祐治

金曜の夜がふけてきました。しかし、仕事が終わらず・・・
最近、テレビ番組の脚本とか音楽のPVの仕事とかやらせていただいてます。
今月は広告の仕事よりウェイトが大きい感じです。
で、そういう仕事って広告に比べると自由度が高いようなのですが
結構そうでもなくて、ふつうに大変なんですね。

今、子供番組のショートムービーを作ってるんですが、
僕の作ったお話が局の考査にガンガンひっかかってます。
何カ所か、改訂作業をしなくちゃなりません。
こうなると、ちょっとCMっぽいです。
でも、やっぱりスタッフのテンションとかCMの時とは違ってて
気持ちいいです。
CM作るときよりちょっと濃い感じ。

制作スタッフとかチームのムードって、微妙に作るモノに影響すると思います。
10年くらい前、とある低予算CMを、とあるアジアの国で、
現地スタッフとジャパニーズは僕だけで作るハメに陥りました。

あまりにも予算がなかったため、
音楽録音スタジオがなぜか小学校の音楽室だったり、
ロケ弁当が見たこともない昆虫を煮たものだったり、
ホテルではなくオンボロな納屋に泊まったり、
そこでまた見たこともない昆虫に攻撃されたり。
さらに最悪だったのが、その雑魚寝状態の納屋の奥でなにやら性的な出来事が行われてる気配なのです。Man to Manな。「するな!」とも言えず。言葉もわかんないし。だし日本語の「SURUNA!」が向こうの言葉で「オ、タノシソーネ!」に近い発音でないとも限らないじゃないですか。
そんなハードコアなエブリデーでした。
でも出来たCMはなんかモンドでストレンジなちょっといいCMになりました。
もう二度とイヤですが。

この4回目で最終回です。
みなさんおつきあいありがとうございました。
そして一回だけ、すみません、全く嘘の話の回がありました。
さてどの回でしょう?
わかったかたはご連絡を。

来週は金箱洋世さんです。
彼女はご存知の通り、2005年カンヌのシルバーホルダーです。(こんな言い方なかったっけ?)すごーい。
僕と金箱さんは会社の同期入社で、僕は極めて地味な存在でしたが
彼女は研修時代から東大卒しかも美人ということで、ピカリと輝いていました。
TCCの新人賞も先にとられたし、マンションも先に買われたし、
常に後ろにいる僕ですが、このコラムについては僕のほうが先に書いたということで、僕のほうがエライのです。

追伸)石崎晃代さん、いい年賀状ありがとうございました。
   ちょっとうれしかったです。

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