リレーコラムについて

撮影日誌 7 最終話

佐藤由紀夫

撮影日誌 7
某月某日 撮影つづく

撮影は、荒れた。

I上M智子プロデューサー、口紅、マゼンタ100。

ベイビーは、何回芝居をつけても、同じだった。

良々は、寝ていた。
そして、意外と、小食だった。

板尾妻「M田監督さまー、わたしどこかの現場で
    ごいっしょしてマース!」
M田監督「いえ、初めてですよ」
板尾妻「いえーそんなコトないでーす。
    あー○カリスエット?」
M田監督「や、それ、ぼくじゃないです」
板尾妻「あー××××」
M田監督「や、それもぼくじゃないです」
板尾妻「んーでも、いつもみてマース」
M田監督「・・・そりゃ、どうも」

朝方撮りきれず、夕刻を待ったが、雨。
やむをえず、撤収。

しかし、編集に入ったM田、神の手、光臨。
みな、目をうたがった。

いい。
何をどうすればこうなるのか。
いい。
ベイビーも、
板尾妻も、
I上M智子Pなど、タレントと似ていて紛らわしいとまで
お得意に、言わせた。

M田、Y田Pに、言った。

「Y口さん無しってのも、つなげるけど」

Y田プロデューサー、この時のことは、覚えてないらしい、
が、みなの耳には、こう聞こえた。

「ノー、サンキューです、監督、
 ノー、モア、ディレクション」

Y田、ホワイト、アウト。

(♪ヘッドライトby中島みゆき)

これで終わりです。
いえ、また始まります。
これのくりかえしです。
わたしだけではなく
すべてのプランナーに起こっている日常がここにあります。
話すとおもしろい
体験するとつらい
そんな日常。

長々おつきあいありがとうございました。

ネクストバッターズサークルには
人柄コピーライター(以下HP)
K島K治くんです。

NO
年月日
名前
5793 2024.11.05 御倉直文 コピーと短歌は似ているか?違うか?
5792 2024.11.04 御倉直文 短歌、はじめました。
5791 2024.11.01 長谷川智子 愚痴る力
5790 2024.10.31 長谷川智子 茄子の煮物はタイムマシン
5789 2024.10.29 長谷川智子 スペイン語に騙されて。
  • 年  月から   年  月まで