思い出のピンナップ・ガール?
黒須治
思い出のピンナップ・ガール?
「一日の終わりに、きょうも楽しかったと思えるか。」
先日ひょんなことからワイデン&ケネディジャパンのクリエイティブ・ディレクター、ジョン・C・ジェイさんに会いました。
まあ最近は「ユニクロ」のヒットでさぞやいろんな会社からいろんなオファーがと思いきや、本人はいたって涼しい顔で“ワイデン&ケネディが日本で担当しているのは3社です。むやみに増やす気はありません。”と。
“日本の会社はピッチ(競合プレゼンテーション)がほとんどですね。私たちはクライアントとの信頼関係をスタートにしたい。ユニクロの場合もはじめにお互いのポリシーを徹底的に話し合いました。”
“ワイデン&ケネディの考え方は、広告で何か変えるぞ、とか革新的なことをやるぞというクライアントと一緒に仕事をすることです。ピッチをやるためにあるんじゃありません。”
“だってそうでしょう。広告って、一日の終わりに、きょうも一日楽しかったな、いい一日だったなと思うためにやっているのではありませんか。”
アメリカ育ちの中国人のような、マルチカルチャーな感じのジョン・ジェイはどこまでもかっこいいわけです。そういえば、かっこいいって、だいじですよねえ。広告の仕事も長年やっているとふと忘れがちになる、けれどこの業界を志望した動機、そんなものをを何年かぶりに思い出しました。そしてとてもハッピーな時間でした。
(この項、以上。)
ということで私の輪番を終えようと思います。次ぎはこのジョン・ジェイとも親交のある廣沢氏です。では、よろしく。
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