コピーとわたし(挫折篇)
このコラムを読んでくださってる人で
新人賞を目指している人もいらっしゃると思いますが、
私の場合、コピーライターになって
10年かかりました。
予定では、2、3年以内にとれるはずだったんです。
(まぁ、自分勝手な見解ですが)
これが、毎年、毎年、みごとに、通らない。
TCCだけに意地悪されている感じ。
周りの噂は、「誰が新人賞をとったか」の話より
「中村がまた逃した」という話題で盛り上がる。
ほっといてくれ。
しかしあの、毎年毎年受験に失敗するような、
苦汁を飲む思いは、ほんとに嫌なものです。
だから私は、先に新人賞をとった人達に向かって、
「残念ながら、あなたたちにはもう最高新人賞のチャンスはない」
と言うことでスッキリしていました。
そういう意味では
競合に負ける、というのも
ものすごいダメージです。
だから私は、競合プレゼンは「負けた」という表現はせず、
「ちがうのが選ばれた」と言う事にしています。
「負ける」という言葉は、非常に人をナーバスにさせます。
あと、企画やコピーが通らなかったときは、
「じゃ、そろそろ本気を出そう。」ということにしています。
本気というのは、いくらでも更新できるものです。
広告業界って、楽しいけれど、
「ダメだし」とか「NG」とか、
ほんとに傷つく言葉にあふれてます。
つらい事や、精神的にまいることがあったら、
たまには言葉という武器を
自分のために使ってみてはいかがでしょう。
たまーに、その言葉、現実になったりもしますよ。
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