顔はメガネの一部です
本当に不謹慎だといつも反省しているのですが、
大きなメガネをかけている人を見ると凝視してしまうクセがあります。
眉毛から頬骨までスッポリかくれてしまうような金縁や銀縁のメガネ。
そういうメガネをかけている人は、
時代に流されない素敵な人だったりするのですが、
会話中ずっと、「メガネおっきいなー」と思ってしまい、
集中して話が聞けません。
ブラックホールのようにレンズに吸い込まれてしまいそうでドキドキしたり、
その奥のつぶらな瞳と目があってドキドキしたり。
メガネは顔の一部ですというコピーがあるけど、
この手の人は、顔はメガネの一部という方がむしろしっくりきます。
そして、たとえ名前が思い出せなくても、
「あの、ほら、メガネが大きいあの人!」といえば、だいたい理解してもらえます。
その後、「はいはい、あの人だよね、メガネの大きい・・・」
というふうに会話はすすみ、実はみんな、
その人の大きなメガネが気になっていたことが判明して、
ちょっとうれしくなります。
先日、新しいメガネを買いに行ったら、
「近ごろは大きめのメガネがトレンドですよ」
と、おもちゃみたいなメガネをかけた店員さんに言われました。
時代はめぐりめぐるのですね。
でも、みんなのメガネが大きくなってしまったら、
私は人の話に集中できなくなってしまうからこまるなぁ。