リレーコラムについて

水曜はコピーの日

福部明浩

申し訳ありません。
日にちが超えて、書き始めるのが水曜日になってしまいました。
博報堂の福部明浩です。

ただでさえ、パンク寸前のところに
夏生さんから、金曜に1個仕事をふられ
さらに土曜日にリレーコラムまでふられ、この有様です。
言い訳にもなりませんね。猛省!
みなさん、そんな中でちゃんと更新してるんですから。

が、それにしても理不尽!
つーか、ムカつくので、毎日、毎日、
夏生さんのことを、こと細かく書いて
広告界に晒してやろうかとも思ったのですが、
やめました。
TCCの事務局の方いわく。
このページは日に、数千人の人が見るページで、かつ
コピーや広告に興味がある人のページなので、
そういう内容が好ましいですが、
基本的にはお・任・せ・し・ま・す、とのこと。

というわけで、やはりコピーや広告のことを
なんか書いてみようかなと、思います。

僕は、まあ、夏生さんの紹介にもあったように
TCC&Z会さんのおかげで、
コピーにかけるぜ!的な人に思われがちなのですが、
実は案外そんなこともなくて、
現にコピーを書くより、コンテを書く日のほうが
多いくらいです。
おかげで、なんか微妙に絵がうまくなってきました。

だからといってコピーに興味がないかといったら、
全然そんなことはなくて
やはり、どんな仕事でも発想の一歩目は言葉だし、
日々暮らしている中で引っかかるは、
「面白い言葉」が多いです。

理想のコピーは?と聞かれたら、
それこそ色々あり過ぎますが、ひとつのタイプとしては
「土用の丑の日」みたいなことかな、と思います。
つまり、売り方の発想が斬新というか、
コピーと気づかせないコピーというか、
平賀源内やるなというか、
バレンタインデーも、そんな感じですかね。

そうそう、直木賞や芥川賞なんかも、
スゲー頭いいなと思う。
なんでも本の業界は、2月と8月が、
売り上げが落ちるものだったらしく
菊池寛という人が、それじゃあというんで、
1月と7月に賞をつくって、業界の話題を盛り上げ、
翌月の売り上げに利用したのが始まりなんだとか。
「だから、直木賞も芥川賞も年に2回あるのか!」
と知ったときは驚きました。
(賞創設の理由はこれだけじゃないかもしれませんが)

つまり、僕はコピーは大好きだし
それが一番の武器だとも思うんですが、
それ以上に、何というか
コピー以前の企みにだいぶ興味があります。

言い換えれば、コピーをMAX効かすまでの
下準備とでもいいましょうか。

そういう意味で、最近いちばん
このコピー(の下準備)最高!!!と思ったのが
ショッカーの出てるB-ingのCMです。

もう大好きすぎて、倒れそうです。
あれ、例えばコピーだけ取り出しても
結構、真っ当で、普通のコピーだと思うんですね。
でも、あの絵に合わさると
それが最強のコピーになる。
その真っ当さが、逆にショッカーの実直さや哀愁になる。

あ〜〜〜〜〜、あんなのできたら
最高やろな〜。

東畑さん、
まったく面識はないですけど、
どうですか?
最高の気分でしょ。

実にうらやましい!!!!
尊敬です。

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