リレーコラムについて

自分の名前が名前です

渡辺潤平

「ぬ」るいお茶を飲むと、
お腹がいつまでもチャポンチャポン言うのは僕だけですか?

渡辺潤平です。
倉成くんのせいで、微妙な入り方をしてしまいました。
一週間、お付き合いのほどよろしくお願いします。

とつぜんですが、あらためてご挨拶を。
1月より、フリーランスとして活動をはじめました。
屋号はズバリ、「渡辺潤平社」。
これまでの人生、名前でトクをしてきたことが多かったし
(とにかく覚えてもらいやすい)、
僕の場合、名前以外にイメージが蓄積されるものを作っても
あまり意味がないかなと思ったので、
名前をそのまま名前にしました。

はたしてこの屋号、意外に評判がいいのです。
「じゅん」という響きがちょっと出版の匂いを漂わせるからでしょうか。
フルネームが無意味に歴史を感じさせるからでしょうか。
名刺を渡した相手10人中8人ぐらいは、
この屋号を見て好ましい反応をしてくださいます。
(あとの2人はほぼ無反応です)

名刺は、博報堂時代の先輩ADにお願いして、
すごくいい感じに作っていただきました。
ポイントは、肩書。
「コピーライター 渡辺潤平」でなく
「コピー 渡辺潤平」なのです。
じつは名刺作りに入る前、
ADと一緒にいろんな名刺を研究したのですが、
そのとき見つけたあるカメラマンの名刺を見て稲妻が走ったのです。

「写真 ◯○○◯」

「カメラマン」でも「写真家」でもなく、「写真」。
カッコいい…。なんかこう、言い訳しない感じ。(本当か?)
一生を、撮るという行為に捧げるストイックな決意。(本当か?)
プロとしての生き様を、
その名刺に見出してしまったのです。(勝手にね)
僕も、かくありたい。
迷いはありませんでした。
ADは面白がってたふしもありますが、僕は超本気でした。
「コピー 渡辺潤平」
人によってはナメとんのか?と思われるかもしれないこの肩書は、
僕なりのささやかな決意表明だったりもします。

どこかで僕を見つけたら、ぜひ名刺交換させてください。

NO
年月日
名前
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