三振は全部フルスイングだった。
村山覚
予告とはちがうタイトルをつけちゃいました。
誰が言った言葉かは、約40行後。
昨日は久々の競合プレゼン。
どうしても負けられないぞと思ったら
自分の胸がどきどきする音がはっきりと聞こえた。
いつもよりちょっと大きく高い声で話しはじめた。
クライアントさんが「おぉ」とか「ふふふ」とか
言ってくれると、どきどきさんは安心したのか、
どこかへ帰っていった。
元来、あがり症↑で口下手↓でパニック上手↑なので
プレゼンに苦手意識があります。言葉を噛んだり、
声が震えたり、伝えるべきことを忘れてしまったり。
クライアントさんにしてみれば、
出入りのワカゾーの胸が高鳴ろうが
知ったこっちゃありません。
どうすれば商品が売れるか、話題になるか、
コストパフォーマンスは高いのか、
クレームはこないか、ライバルをだしぬけるか、
みんなの気分がよくなるか、
そのためのアイデアを知りたいだけ。
まばたきの回数が異常に多くて、
鼻毛と耳毛が信じられないほど飛び出てて、
顔に似合わないアニメ声だとしても、
アイデアさえ良ければ、相手(そして世の中!)が
身を乗り出してくれる。ほんと素敵な商売です。
※ビューティー系クライアントは除く?
プレゼン術は人それぞれ。
緊張してカミカミなのも「エエとこ」。
求められているのはアイデア&サービス精神!!
あ、どきどきさん。プライベートタイムの方には
遠慮なくじゃんじゃん出てきて下さい。
さて。しつこく日付ネタですが、
4月5日は、長嶋茂雄がデビューした日です。
(今から49年前!来年で半世紀!!)
結果は金田正一を相手に4打席連続空振り三振。
当時の勝率6割、三振を年に300コ取っていた
豪腕カネやんは試合後にこう言ったとか。
あの小僧、ものになるかもしれない。
三振は全部フルスイングだった。
そんな小僧は金田の予想通りものになって
ミスタープロ野球になっていくわけですが、
その因縁のライバルが、ムラヤマミノル。
天覧試合で長嶋に打たれたサヨナラホームランを
亡くなるまでファウルだったと主張していた
もう一人のミスター(タイガース2代目)。
で、話がすっ飛んで21世紀の大阪。
僕はずっと「ミノル!」と呼ばれていました。
縦縞ユニフォーム応援圏では一発で覚えてもらえる
ナイス呼び名でしたが、最初は本当にイヤでした。
イニシャルで見るとSM→MM。たしかに少しばかり
マゾな日々…。でも今ではとても気に入っています。
3年前の箭内道彦さんのリレーコラムを掘り起こすと
クリエイティブ姓名判断というのが出てきます。
それによると「ヤママジック」というのがあるそうです。
秋山さん、山本さん、山崎さんなど「山」がつく人は
クリエイティブ!という内容。そびえたつ山々を
見上げるばかりで天保山(海抜4.53m)なみに低い
僕ですがこれにはだいぶ勇気づけられました。やっほ〜!
ああ今日も長い。長すぎる。長いくせに内容がない。
小ネタが多すぎる。もっとフルスイングしたい。
そうこうしているうちに次のリレー走者が見えてきました。
ではまた明日。
「胸をノックするのは誰だ?」 作詞作曲:村山山山実
♪〜
おれおれ だーれ? おれだって
ちょっと待ってね どきどきさん
いまプレゼント 渡してるとこなんだ
シチュエーションが 大事だぞ
甘いセリフも 大事だぞ
それホントなの? どきどきさん
大事ってなんなの? どきどきさん
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