リレーコラムについて

コピーのこと

西島知宏

おはようございます。電流ピリピリクリエイター西島知宏です。今、朝の9時41分です。今日は出張なので、こんな朝に書いています。

さて、のっぴきならない事情があり明日は書けないので今日が最後になります。東京コピーライターズクラブのコラムなので、最後くらいコピーのことを書こうかと思います。

いきなりですが僕は、コピーライターという仕事に、ものすごく埃を持っています。間違えました。誇りを持っています。

コピーライターは「自分以外のすべての人の想像力を信じる」素敵な職業だと思うからです。

今まで誰も思いつかなかった、それでいて誰もが共感し、心動かされる。
そんな冗談みたいな作業を、会った事もない人達の創造力を信じて続けていくわけです。

言葉は、広告コンテンツという線路にのって、シュポシュポと西島駅を出発していきます。その言葉には、人々の常識を変えたり、今まで動かなかった何かを動かすような大きな、大きな力を持っていたりします。

信じること。それがコピーライターの仕事なのだと、今改めて思います。

父親が、僕がまだ、コケシの様に小さい頃から、ずっと僕に言ってくれていた言葉を最近、よく思い出します。

「お前はできると信じたことしかできない。できると信じたモノ以上にはどんな事をしてもなれるものではない。だから自分を信じろ」

くじけそうになった時、電通を辞める時、いつもこの言葉を思い出しました。

うちの親は、たぶんこのサイトも知らないし、コピーライターという仕事はゼロックスの説明書を書く人だと思っているかもしれない。

だけど、お父さんとお母さんは、僕をこの仕事につかせるために、生んでくれたんじゃないか。

最近、本気と書いてマジで、そんな風に思うのです。

だから僕はこれからも、モノと、人と。そして、自分の想像力を信じて。この仕事を続けていきたいと思います。

最後になりましたが、4日間、このコラムを読んでくれた暇なか、あ、勉強熱心な方がいらっしゃったのなら、お礼を言いたいです。サンキューで〜〜す!

コラムニストの指名も忘れてはいけません。次は、同期のアートディレクター藤井亮君です。絵がとても上手い、優秀な人間です。きっと、話も面白いはず。では、藤井君よろしく。あの話は書かないでね。

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