リペアー、しました!
髪形にうるさいあなたは、もうトライされましたね?
リペアー。
あ、美容院で、してもらうものです。
ストレートパーマの一種といえないこともないですが、従来のストパーは、「曙が大銀杏を結うために、頑張ってかけました。」みたいな、毛質矯正パーマ的なニュアンスが強かったでしょう?でも、これは、ち・が・う。
パーマというのでもなく、ストレートパーマよりもずっとソフトで、もっとナチュラル。(およよ!養成講座の生徒が書いたボディーコピーみたい・・・。)(そのうえ、シャンプーの広告に非常によく使われる表現で、恥の上塗りをするわけですが。)「生まれたての髪がよみがえる」を、実体験できるんですよ。うそみたいでしょ。でも、ほんと。
このさい、超強力・髪質変身体験といってしまいましょう。
とかいっちゃって、わたしはそこの会社のまわしものでもなんでもないのですが。
正直にいいます。実はわたし、2回目なんです。
1回目は、1年前。そのときは、かかりましたよ。時間。たっぷり6時間。もうこんなことと、2度と関わりにならない、と決心しながら、美容院を後にしましたもん。
しかし、これがまた、麻薬なんだ〜。あのサラサラ体験が忘れなくて、ついあの人に、電話を・・・。あ〜ん、もう。わたしったら・・・。なんて意志が弱いの・・・。
でも、日曜日はガシガシ、コピー考えたし、月曜日は午後遅めからのお仕事(打ち合わせ)だし。というわけで、月曜日最初の仕事が、リペアーだというのも、意味のないことではない。(ということにして〜。)
「もしもし。」と電話すると、そろそろ10年の付き合いになる、美容室「アニマ」の桑原さんはこういいましたね。「わかった。じゃあ、あした8時に来て。」あ、そう?アニマって、10時半開店じゃなかったかしら。でも、いい。あの快感のためならば、深くは考えまい。なんでも、あの人のいいなりになろおっと。「ええ・・・。」そう心に決めて、私は、受話器を置いたの。
そんなマゾめいた気持ちを胸に、月曜あさ7時半、わたしはすでに銀座通りのべーカリー・カフェ「アンジェロバール」で、ベーグルサンドイッチにむしゃぶりついていました。だって、リペアーとの勝負は、体力!体力!体力!髪の毛
1本1本にスチームアイロンをかける(?)みたいなことをされる(どうやら、髪の毛の細胞ひとつひとつのイオンバランスを整えるらしい)んですもの。腹がへっては、リペアはできません。
結果。長かったです。5時間半、かかりました。(仕上げにヘアーマニュキアもプラス。)でも、1回目のときより、明らかに早くなっている。そして、明らかによりソフトに、髪質は生まれ変わっている!これはどうやら、桑原さんの、研鑽のたまものらしいです。
女性週刊誌が2誌×3週間分も読めたし。あ〜、テニスウエアとスリッパ持参で、肩の力を抜いていてよかった。そうでもしなかったら、きっと首も背中も、ばきばきに肩凝りしてしまっていて、今週の初日にして、すでに格闘家の肉体ができあがってしまっていたことでしょう。
これに似た経験が他にあったとすれば、それは、外資系某社のマーケティング報告を聞いたときかしら〜。えんえん5時間・・・。(あ、話の展開に無理がありましたか?でも、ほら、TCCのホームページですから。)
ところで、わたしは、「女の子は髪形よっ」が口癖な女の子でした。
どんなに、エヘラエヘラ飲んでいようとも、プレゼン前夜、どんなにへろへろになって仕事をしていようとも、お泊まりは、しない。よろける脚で、ボロボロの肌で、クルクルドライヤーを求めて、家に帰っていました。
「あしたの髪形のためなら、這ってでも〜〜〜。」
おんなの執念おそるべし。
いつしか、クルクルドライヤーとは手を切りましたが、いまも、それと替わる執念は、エスカレートするばかりです。
とはいえ、少しは大人になったみたいで、いまなら、リペアーした髪をなびかせながら(笑)、胸を張って言えますよ。「女の子は、髪形とデリカシーよっ。」てね。
あ、それから、コピーライターの人って、広告にすごーく弱いですよね。広告にものすごーくだまされやすいのも、コピーライター。面白いことに・・・。で、ひょっとして、リペアーのこと、そんなに気に入らなくてもいいですからね。すごいのは、たしかにすごいんですけど、こんなのもあるねっていう話なので。別にこれ、広告ではないので。
でも、このコラム、コピーライターは読んでないのかもね。うふふ・・・。
※あ、値段は通常のストパーの倍くらい(?)です。
0213 | 2000.06.03 | 清算、しました! |
0212 | 2000.06.01 | 引っ越し、しました! |
0211 | 2000.05.31 | 全壊、しました! |
0210 | 2000.05.31 | リペアー、しました! |
0209 | 2000.05.28 | 波乗り、しました! |