人生みたいな銀座線
若者だらけの渋谷から
大人だらけの銀座を通って
年寄りだらけの浅草までを
行ったり来たりしている銀座線。
その端っこの浅草から僕は会社に通っています。
渋谷で買い物して
銀座で食事して浅草で飲んだりすると
人生のなんたるかを
ざっくり理解した気分になれるのが
銀座線のいいところ?です。
車両は短いし駅も古いし小さいし、
地下鉄として歴史があるぶん地上に近いから
エレベーターのある駅が少なくて、
老人が多いのに全然バリアフリーじゃない。
郊外の私鉄に乗り入れもしていない。
マイペースすぎる銀座線。
その銀座線沿線に、
大きな時代の波が押し寄せています。
すごい勢いで銀座の一部が渋谷化してるんです。
発端は2001年のビックカメラ出現で、
次に無印、ブックファースト、東急ハンズと続き、
そしてついに丸井までできてしまった。
パルコやセンター街やラブホテル群や
ハチ公像が銀座に来るのも時間の問題か?
…浅草方面の逆襲を待ちたいところです。
※日本中の人が見るかもしれないこのコラムで
東京近郊の人しか興味を持てないタイトルですみません。
以後気をつけます。