桜とカメラ
村田徹
桜とカメラ
井の頭公園の近くに住んでいるので、
桜の季節は朝、公園の中を通って会社に向かう。
そうすると、立派なデジタル一眼レフを下げた人たちと次々とすれ違う。
その数、年々増えてきているような気がする。
今日、仕事の空き時間に千鳥ヶ淵に行ってみた。
そこにも立派な三脚とカメラを抱えたたくさんの人たちが。
そのそばで、携帯で桜を撮っているさらに多くの若い人たち。
昼の千鳥ヶ淵も、「お花見ポイント」というよりも
「桜撮影会場」になっていた。
こうした本格的なアマチュアカメラマン、
年配の人が多いと思いきや、最近は若い人もかなり見かける。
桜とカメラは、年齢性別を超えた日本人の二大フェィバリッツ。
儚く消えていくものに、時代を超えて日本人は弱いのですね。
「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛
今年覚えた一句です。
桜が散って花びらが水面を流れている状態を「花筏(はないかだ)」と言う。
今年覚えた言葉です。
今年の桜も見納め。
週末、花吹雪と花筏のお花見をお楽しみください。
一週間、拙文にお付き合いいただきありがとうございます。
来週は博報堂の土井隆史さんにバトンを渡します。
土井さん、よろしくお願いします。
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