二年目のTUGBOAT
来月のコマフォトにもちょっと書いたことなんですが、僕らはクリエーティブ・エージェンシーを標榜して、大電通を飛び出したわけなんですが、広告業界はちっとも変化がなかったですね、この一年。
ほんとう言うと、僕らのあとに次々と大手代理店を辞め、チームを組む人々が出てくるにちがいないと予想していました。
もちろん、先に走り出した僕らのチカラ不足もあるけれど、そもそもクリエーティブ・エージェンシーという形式が理解されていないということなんでしょう。メディアコミッションをとらず、クリエーティブ・フィーだけで成立する広告会社。つまり、クリエーティブメンバーで構成される、企画・制作の専門集団ですね。広告表現の戦略とクオリティで生きていこうという、まぁ無暴な試みです。でも、やってやれないことはない。僕らは、電通時代より、明らかに元気でやっています。「メディアも大切だけど、要は企画だよ」と、いうクライアントも増えているんじゃないでしょうか!増えてますよ、きっと。で、2年目のTUGBOATはどうするかというと、たいしたことではないんですが、仕事を個人名で発表するのをやめちゃおうか、ということを決定しました。以後は「TUGBOAT」のみ。(もちろんTCC賞などは、個人でいただきます。)それでなにが変わるのかわかりませんが、川口や多田や麻生や岡ではなく、「TUGBOAT」がつくっていることを主張したいのです。
無理かなぁ。僕たちじゃ。
1658 | 2006.03.17 | 3月17日(金) |
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