Color like no other
仕事でバタバタしてて、更新が遅れてしまいました。
スイマセン。
文科系の真骨頂のような体格をしている僕ですが、
(顔だけはブルース・リー似)その反動か、
プロレスや格闘技のたぐいが、わりと好きだったりします。
とくに時間のあった学生時代はアメリカのプロレスに
ハマっていて、現地まで観戦に行ったりもしました。
今の会社の二次面接でも、20分間、ひたすら
プロレスの話をしてたら、なぜか内定をもらえたんだよなぁ。
いいレスラーというのは、大体、
得意技や必殺技を持っています。
スペシウム光線やライダーキックのようなもので、
その技を出すと観客が大喜びするわけです。
猪木の延髄斬りとか、小橋のマシンガンチョップとか、
皆さんもご存知ですよね。
なんでこんな話をしてるのかというと、
レスラーじゃない、ふつうの社会人にとっても、
得意技みたいなものを持つのって、
すごく大事だと、最近、よく思うんです。
特にコピーライターのような、技術が数値などの
客観的なデータにできない職業の人間は、
「アイツ、ああいうのが得意だよな」という印象で、
仕事の流れが結構左右されます。
リックフレアーが、ひたすら4の字固めとチョップだけで
感動的な試合をしてしまうように、得意技というのは、
必ずしもたくさん持っている必要は無いと思います。
レスラーやコピーライターに限らず、どんな職業であっても、
なんでもできる人なんて、あんまりいないし。
むしろ何でもできちゃう人は、その多才さのあまり、
キャリアに恵まれない場合も多いように思います。
元祖コピーライターの平賀源内とか、
ドルフ・ラングレン(唐突に全然違うジャンルの人でスイマセン)とか。
総合職として広告会社に入社してクリエーティブに
配属になった人間が、よく聞かれる質問に
「プランナーになりたいの?コピーやりたいの?」
というのがあります。僕が新入社員のころは
「うーん、面白いことであれば何でもやりたいな」
なんて思っていました。
でも、もうちょい、そういうのを意識して
仕事していても良かったのかと、最近思ったりもします。
自分の得意技が何なのかは、早くわかるにこしたことは
ないですからね。好きと得意は違ったりするから、
これがまた難しいのですが。
僕の場合、最近、運良く素晴らしい先輩達と仕事をさせていただく
機会に恵まれ、
「あ、オレ、こういうのが得意技なのかも・・・?」
と思っていたら、今年、新人賞をいただくことができました。
受賞したときに、尊敬しているある方から、
「これからは、自分の色を見つけてください」
というメールをいただきました。
街で広告を見た人に
「これ、橋口のコピーだな」と気づいてもらえるような、
“自分の色”を出せるよう、
これからがんばっていきたいと思います。
“三沢さん=緑コスチューム”のように・・・。
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