初体験その3。

さて、初キスの甘苦い思い出も忘れ、
少女期をすぎ、あ、その間にもいろいろありました。

☆アヒルのがあこを友人に見せたくて学校にもっていき停学(高校)
☆台風でアコムの看板が落ちてくるも無傷(高校)
☆補助つきチャリで通う(大学まで)
☆補助付きチャリで新聞配達をして首になる(音がうるさくて)
☆痴漢に拉致されるも裏口から逃げる(高校)
☆初ストーカーに遭遇(高校)

などなど、思い出すといろいろあるもんですが、
まあそんなことはさておき。
わたしは、大学を休学して、突然海外放浪へ行きました。
一応、カナダの大学に在籍はしたのですが、
バイトをしながら様々な国に二年ほど放浪。
ま、いってみれば自分探しってヤツです、
言い訳ですけど。

海外は、初、飛行機も初。
しかも一人でした。
悪友が、

麻里、飛行機のゲートをくぐる時はおもいきり万歳をして通るんよ。
それと、飛行機に乗ったら、入り口のCAさんに、
つり革はどこですか?
って先に確認するんよ。

と何度も言い聞かせられてドキドキしながら乗りました。
そして素直な私マリ・ニシムラ20歳、
美しい万歳をしてゲートを通り、
飛行機にのるときにつり革の位置を聞きました。
騙されたと知ったのは後々なので、
かえりもそうやって帰ってきたことになります。

☆カナダについたとたん刺される
☆ちなみにシアトルでも刺される
☆シアトルであやうく養女にされそうになる。
☆モンタナでバッファローの大群に遭遇
☆インドでチャイニーズのサイババに遭う
☆インドのガンジス川で沐浴、激痛で入院(水を飲んで)

などなど、もうかくことは山ほどあるんですけど、
ま、今回は

初助産婦の話をします。
カナダ在住時、わたしはアフリカ人夫婦とルームシェアをしてました。
奥さんは臨月に近い妊婦でした。
ある夏の夜、バイトから帰ってきたわたしに、
アフリカ人の夫が叫ぶのです。
まり!生まれる!手伝って!

はあ?手伝えって??てか、病院だろう普通。

と慌てて救急車を呼ぼうとすると、電話を切るんです。
アフリカの彼らの村では自分たちで子どもを
取り上げないといけないジンクスがあるそうで・・
そんなこと言ってる場合では、って話なんだけど
まあとにもかくにもわたしは助産婦をすることに・・・。
幸いにも、大家さん(韓国人)のおばさんが経験者だったので
助かりましたが、なんと、出てきてみれば逆子!
足がっ・・・

夫は足をガンガン引っ張ります。
おいおい、でしょ、でもわたしは貧血おこしそうな状況。
必死でしたとにかく。
赤ちゃんって細長い頭して生まれてくるんですね・・。
8時間くらいかかったかなあ・・・

オギャーと生まれたのは、朝でした。
いやあ、すごい。すごかった。
女の子はわたしと同じマリという名前になりました。
その夫が、私におもむろに、
麻里、これはほんのお礼だ。もってて欲しい。
と・・手渡されたのは・・・・
切ったへその緒。
あのお。
これもらっても・・怖いんすけど・・。

と思いつつ返すのもなんですし、捨てることもできず
いまだに押し入れにあります。(ミイラになってるはず)

コピーライターで食っていけなくなったら、
助産婦もできるなあ、と今ふと思いました。
あと近くに産気づいた仕事仲間がいたら、すぐ、出してさしあげます。
ああ、また長くなってしまった・・・
助産婦のお願い、また、他のお話をぜひきかせて欲しいなど
ありましたら遠慮なく、こちらまで・・・

maripiko@jcom.home.ne.jp

ではまた明日、赤裸裸な西村麻里のシリアスな成長記録を書きますね。
・・・生きていたら、の話です。