リレーコラムについて

コピーライターになるまでも遠回り、なってからも遠回り 最終話

山内弘基

コピーライターになっても遠回りの
最たるモノはこのTCCです。
なんせあしかけ15年、49での受賞ですから。

来る年も来る年も、新人部門への応募。
もう暗記しちゃいましたよ、応募要項を。
すらすら言えちゃいますよ、注意事項まで。
さらに悲しいのが、会社の若手に
「山内さん、これでいいんすか」と
新人部門応募についてのみ、あれこれ聞かれ続けたこと。
「違う!電波は3本まで!」
「梱包に赤字で新人部門と書いてないぞ」などなど。
アドバイス歴15年、どこにも死角なしでした。

そんな私にも、ようやく新人賞受賞の通知が・・・。
祝福のメールや電話をたくさんいただきました。
九州のドンである大曲さんからは、自宅に招待されました。
自ら肉を焼き、皿に盛り、お酒もついでくれる大曲さん。
あー、いい人に思えてきてしまう。飲み過ぎなのか!?

実は、その大曲さんに、コピーを教えてもらってた過去があります。
その3年後に私が講師をし、消滅させたあの伝説のコピー講座で。
出来の悪い生徒ほど、やはりカワイイのでしょう。
きっと今回の受賞は、大曲さんの一票が効いたのに違いない!

そして待ちに待ってた年鑑の発行。
げっ!大曲さん入れてくれてないじゃん。
大曲さんからのダメ出しは、やはりというか今も続いていたのです。

その大曲さんから、リレーコラム4話までの
感想メールがきたので紹介したいと思います。

自虐炸裂だ!!!鬼気迫ってるね。
TCCに「リレーコラム賞」というのがあったら、間違いなく受賞やな。

これって褒められてるんですよね。
けど、ひとつ間違ってますよ。自虐ネタのつもりはなく、
サクセスストーリーとして本人は書いてました。

次週にまたがりサクセスストーリーを続けたいけど、
そろそろいいかげんにしとかないと。
1週間どーもありがとうございました。
よろしければ、読んだ感想などを下記宛にお願いします。
hiroki-y@nag.co.jp

ということで事務局にアップしたら、その大曲さんから電話が・・・。
どうやら書いてはいけないことを書いてしまったらしいのです。
なんとリレーコラムまでダメ出しをされるヤツ、最後までトホホです。

さて、来週は、その大曲さんの秘蔵子というかダダッ子というか、
TCCの同期にあたる波多野順さんが登場します。
今いちばん勢いのある若手クリエイターかもしれません。
早めにつぶしておきたいとことろです。

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