アダルト写真集

こんばんは。
オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンの杉山元規です。

企画に煮詰まったので、写真集を見ています。
艶かしい表情、生唾モノのプロポーション、息を呑むセクシーポーズ・・・
何回見ても、たまりません。

「写真でわかる謎への旅　イースター島」

お気に入りの写真集です。
ページをめくれば、モアイ、モアイ、モアイ!!!
僕は、物心ついた頃から、モアイが大好きでした。

絶海の孤島、イースター島。
全周58kmほどの小さな島には、ハンガ・ロアという村がひとつと、ラパヌイ人が約3000人、そして、1000体を超えるモアイが放置されています。

大学4年の2月。
僕は1週間ほど、イースター島でテント生活しました。
日中はずっと、島のあちこちに放置されたモアイに会いに行きます。
ニヤニヤが止まりません。

やがて、照りつけていた太陽が沈むと、島はたちまち真っ暗に。
そして、無数の星たちが、窮屈そうに輝き始めます。
満天の星空とは、こういうものか。
オリオン座も、北斗七星も、なかなか見つからない。
他の星たちが邪魔で、その形にならないからです。
寝袋に入って目を閉じる。
聞こえてくるのは、そびえ落ちる崖にぶち当たる、荒々しい波音だけ。
寝袋の中を駆けずりまわる無数のアリを受け入れながら、毎晩眠りにつきました。

イースター島では、年に一度、島あげてのお祭りが開催されます。
島の住民をチームに分けて、いろんな競技をして競い合う。
いわば運動会のようなものです。それは1週間続きます。
ラパヌイ人は、みなハンパなく本気です。
優勝チームのリーダーには、次の一年間、島の長となる権利を与えられるからです。
僕は運よく、祭りのタイミングで島を訪れることができたので、毎日すさまじい光景を目の当たりにしました。

たとえば・・・

● バナナ担ぎレース
これは、日本の運動会でいう対抗リレー。しかし、バトンが普通じゃありません。おなじみの棒ではなく、大量のバナナの束なのです。男たちは、そのバナナの束を肩に担いで走ります。ふんどし一丁で。女たちは、自転車で併走しながら、走者を鼓舞します。世にも恐ろしい表情で。

● 坂道転がり競走
これは、丘の頂上から急な坂をただひたすら転がるという、大変シンプルな競技です。骨折は当たり前。どんなモチベーションでスタートを切っているのか、まったく理解できません。

● フラダンス大会
島の女の子たちがチームでフラダンスを踊り、審査員の評価で競います。ポリネシアンの影響を受けるイースター島。フラダンスは島の伝統です。とにかくみんな、可愛くて可愛くて。この日から、僕はすっかりフラダンスフェチです。最後には、ラパヌイ女王コンテストも行われました。

っと、ここまでブワーっと書いたら、なんか酷い長文になってしまいました・・・
肝心のモアイについては、このコラムじゃとても書ききれません。
興味のある方がいらっしゃれば、お会いしたときにでも、ぜひ話をさせてください。

※　モアイやイースター島に関するお問い合わせは、こちらまで。
　　　motonori.sugiyama@ogilvy.com

僕は、大学の頃から、真っ赤なバックパックを背負っては、世界をフラフラしてました。
南米各国、アジア各国、中東、ヨーロッパ、アメリカ・・・などなど。
一人旅はクセになります。

のんびり休みたいからではなく、もっと新しい刺激を味わいたいから。
今、こんなに楽しい仕事をさせてもらっていても、僕はときどき、“お休み”をねだるのです。

11月11日(火)　25:55