ディスラプションとは何ぞや
今週からリレーコラムを担当します熊谷正晴です。
05年に博報堂に入社しまして、
08年にTBWA\HAKUHODOに異動。
今現在、博報堂の業務は、博報堂の熊谷として、
TBWA\HAKUHODOの業務は、TBWA\HAKUHODOの熊谷として、
2つの籍、2つの名刺を持って働いている不思議な状態であります。
でも2つの会社を行ったり来たりしてますと、
いろんな違いに気付かされてなかなかおもしろい。
例えば「ディスラプション」という言葉。
博報堂では一度も聞いたことのない単語でしたが、
TBWA\HAKUHODOではしょっちゅう耳にします。
ディスラプションとは何ぞやといいますと、
「創造に向けた破壊」と訳されるTBWAフィロソフィーなんですね。
既成概念を破ってこそ、新しい成長がある。今ある常識を破壊しなさい。という感じです。
(実例を出すとわかりやすいんですが、社外秘だったり機密だったり問題ありそうなんでやめときます)
でも、この考え方って広告だけのものではなく
むしろ広告以外のモノにたくさんあります。
例えば、動物の容姿を見せる場だった動物園を、
動物の行動を見せる場にした旭山動物園もそう。
命を奪うために使われていた毒草を、
命を救うための麻酔として使い始めたことだってそう。
藤川球児の剛速球を、「ストレートという変化球だ」って呼んだ人も
ものすごくディスラプティブな発想だなと思います。
そうやって見ていくと、そこらへんに広告の手本が転がっていて。
近所のスーパーの施策にだってディスラプションがあるかもしれません。
日々是勉強ですね。
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