リレーコラムについて

オヤジDJへの道 その3

永見浩之

葵プロのF氏は、そんな「銀座ロック」の盛り上がりを見て
こんなパーティーを自分もやりたいと強烈にジェラったようで
すぐに僕にコンタクトを取ってきました。

F氏曰く、
「葵プロ主催で、こないだの銀座ロックみたいな
ロックがかかるイベントやりたいんですよねー。協力してください。」
「Fさんもレコード回すならいいよ」と僕。(意地悪だなぁ)
「だって、レコードなんて10年前に全部売っちゃいましたよ…」
「じゃあ、それ全部買い戻しましょう。」
「…うーん…わかりました!」

Fさんは、その足で新宿のディスクユニオンに向かい
店員に「2週間で、これだけのレコードで揃えてくれ。」と言って
本当にレコード500枚一気に集めちゃいました。
いや、実に豪快な人です。

で、11月に葵も博報堂も、今赤坂なので「赤坂ロック」というイベントがスタート。
いきなり動員が300人越え!
いやあ、Fさんらしいわ。

TCJのKさんも、その銀座ロックでDJイベントの楽しさに触れて、
「いいですねー!こういうの。」
「そういえば、Kさん、最近、歌謡曲聞いてるっていってたじゃないですか。
 歌謡曲でこういうDJイベントやりません?」
「えー、ありですか?」
「ありだと思います。」で、始まったのが「ディープ歌謡曲ナイト」

やってみて分かったんだけど昭和の歌謡曲を爆音で聞くのって、すごく新鮮な体験。
昔の歌謡曲って、子どもの頃で耳が肥えてないからよくわからなかった
音のアレンジや歌詞も、今の耳で聞くと、目鱗だったりします。
これは、もう4回目?
やっぱり歌謡曲は、一緒に歌えますから、強いです。
しっかり、リピーターがついてます。

パラゴンのOさんとも、ブリティッシュロック・ロックのイベントをはじめよう
ということになりました。
「白金円盤倶楽部」
ピラミッドのTさんやスェーデンのTさんもDJとして参加しています。
プログレとブリティッシュ・ビートなんかがよくかかる、しぶいイベント。

そういったイベントに毎回来てくれるサッソのYさんと蛍光TOKYOのTさんとも、
「アザビアン・ナイト」というニューウェイブのイベントを始めました。
来る7月3日に第2回が行われますが、
なんとシンガタのKさんもそこでDJデビューすることに。

あとワールド・ミュージックの会とかもあって
ホント半年間で、次から次にイベントを5つも、6つも立ち上げて
DJの場を自分で作っちゃった。
もう、これで「自称」じゃないですよね。

問題は5つか6つのイベントを月2回ぐらいのペースで開催しているので
お客さんがついてこれるか、というとこなんですが
世の中、かなり不景気ですから
みんな少し時間に余裕ができているのか、幸い毎回満員御礼です。
音楽のジャンルが毎回違うので
好きなのを選んでる、というのもあるかもですね。

このDJイベントやっていいなぁ、と思うのは
広告業界の人って、やっぱり音楽好きな人が多いから
初対面でもすぐ友達のように仲良くなれること、

そして、本当にひさしぶりな人に出会える事。
この間も演出のMさんと10年ぶりぐらいに会えて。
うれしかったです。

ここまで読んで
なんか面白そうだなぁ、ちょっと顔出してみようかなぁ、
なんて人は、実はすぐありますよ。
6月12日渋谷スンダランドカフェでスタ通主催の「ロックの日」
その1に書いた、この一連のきっかけになったイベントです。
http://www.sundalandcafe.com/archives/2009/05/612standard_pre.html

宣伝?

続く

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