オヤジDJへの道 その5
永見浩之
DJの楽しみは
「DIG」「SELECT」「PLAY」と3段階に分けられるんだけど
一番最初の「DIG=掘る」というのが僕は大好き。
今はituneやamazonで夜中にクリックするだけで
音源は簡単に手に入るけど、
やっぱり、かび臭い中古レコード屋で
安売りの段ボールの中から
お目当てのものを安く見つけたときの、
あの興奮に比べたらなんか屁みたいなもんです。
僕がいちばんお世話になったのは、
高田馬場のDISK FUNという店。
そこの目の前のマンションに移ることを
真剣に考えていたぐらい通いました。
マニアックなものが500円ぐらいで
手に入って実にいい店だったなぁ。
そんな経営だったから、仕入れが追いつかなかったみたいで
後半はレコード棚もまばらになって
なくなってしまいました。
最近だと、
三鷹のパレード、高田馬場のタイム、神保町のトニイ
そして神楽坂のマッシュ。どこもすごくレコードがきれいで
安くて良心的なお店です。
よく一枚何万もする珍しいレコードを買うマニアの人っていますが
僕は同じ何万も使うのなら、駄盤でいいから
安いのをたくさん買うのです。
とにかく全てのジャンルを集めているので安いがいちばん。
九州に帰ったら、博多と小倉の両方にある田口商店。
歌謡曲やムード音楽が豊富です。
あ、こんな風に宣伝したら、レコードがなくなっちゃうと
一瞬心配したけど、これ読んで、わざわざ行く人もいないわな。
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そうそう、次回のコラムは
昔資生堂で、最近は年賀状の仕事で
お世話になった岩崎俊一さんです。
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なんの話でしたっけ。
今回も、あんまり広告に関係ないですね。
毎回関係なかったか。
その買ったレコードを家で洗うのも楽しいですよ!
安いレコードはプチプチノイズが出るものが多い。
それを、極細の歯ブラシ、デンターシステマのヘッドを
4つ連結した自家製レコードブラシにママレモン(古いな)つけて
溝の隅々までえぐるようにこするんです。
で、水でよくすすいでガーゼで水気を吸い取る。
これで、新品のようにクリアな音が蘇ります。
夜中にこうやってシングル洗っている姿は
ちょっとマニアックすぎて
人には見せられませんが。
あ、そろそろ本番の時間が近づいてきました。
じゃあ、回してきまーす!
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